京都大学の研究室で、「イイ本に出会える仕組み自体を勉強会の中に取り込めないだろうか?」
そんな想いから生まれたビブリオバトル。
各地の予選会・地区決戦を勝ち抜いた強者たちが頂点を目指して戦います。
大学生の「推し本」日本一を決める書評合戦「第14回全国大学ビブリオバトル~首都決戦~」が2023年12月17日、東京都世田谷区の昭和女子大学で開かれた。30人が熱戦を繰り広げ、観客約400人の投票の結果、神戸大学3年の佐久間諒さん(21)が紹介した「同姓同名」(下村敦史著)が頂点の「グランドチャンプ
ファイナル進出者の推し本 ▽『同姓同名』(下村敦史幻冬舎)▽『あなたの燃える左手で』(朝比奈秋河出書房新社)▽『るん(笑)』(酉島伝法集英社)▽『アルジャーノンに花束を』(ダニエル・キイス早川書房)▽『桃太郎』(芥川龍之介ピエ・ブックス)▽『妄想銀行』(星新一新潮社)▽『もぐ∞』(最果タヒ産業編集
「ボクサーの心情を、どうしてここまで見透かせるのか」。全国大学ビブリオバトル(12月17日・昭和女子大学=東京都世田谷区)のトークセッションに登場した村田諒太さん(37)が、ひときわ言葉に力を込めた。 2023年3月に現役を引退したボクシングのミドル級元世界チャンピオンでロンドン五
大学生がお薦めの一冊を語り、聴衆が読みたくなった本を投票で決める書評合戦「第14回全国大学ビブリオバトル~首都決戦~」(活字文化推進会議主催、ビブリオバトル協会、ビブリオバトル普及委員会共催、読売新聞社主管)が17日、東京都世田谷区の昭和女子大学で開かれた。神戸大学農学部3年の佐久間諒さん(
昭和女子大学(東京都世田谷区)で17日に開かれた書評合戦「第14回全国大学ビブリオバトル~首都決戦~」(活字文化推進会議主催)で、帝京大学大学院2年の小林捺哉さん(23)が紹介した「るん(笑)」(酉島伝法著、集英社)が準グランドチャンプ本に選ばれた。 小林さん「言葉遊び、ふんだん
昭和女子大学(東京都世田谷区)で11月12日、「第14回全国大学ビブリオバトル~首都決戦~」の予選が行われ、三村紗楽さん(3年)が紹介した「死神の精度」(伊坂幸太郎著、文春文庫)がチャンプ本に選ばれた。 全国大学ビブリオバトルには今年、初めて開催校枠が設けられ、本戦(首都決戦)の会場と
本の好きな学生たちが、愛読する1冊の魅力を語る書評ゲーム「全国大学ビブリオバトル~首都決戦~」(12月17日・昭和女子大学)のゲスト出演者が、直木賞作家の角田光代さんと元ボクシング世界王者の村田諒太さんに決まりました。 ボクシングをこよなく愛し、たびたび小説やエッセーの題材にしてきた角
本を愛する大学生たちの祭典「全国大学ビブリオバトル~首都決戦~」が12月17日(日)、東京・世田谷区の昭和女子大学で開かれます。その観覧者を募集します。 ビブリオバトルは、参加者がお気に入りの一冊の魅力を壇上で語り、観客との質疑応答を経て、観客が一番読みたくなった本に投票して「チャンプ本」を選ぶ書
大学生が愛読書の魅力を発表しあう「全国大学ビブリオバトル東北ブロック予選in岩手県立図書館」が10月29日、盛岡市の県立図書館ミニシアター(県民情報交流センター「アイーナ」内)で開かれます。午後2時半開会予定。イーハトーブビブリオバトル実行委員会主催、活字文化推進会議など共催。チャンプ本を獲得し
人を通して本を知る、本を通して人を知る――。そんなキャッチフレーズで、書評ゲーム「ビブリオバトル」は広まってきました。参加者が面白いと思う1冊の魅力を全力で語り、聴衆の投票で最も読みたくなった本が決まります。 全国のビブリオバトラーたちは、どんな本を読んでいるのか。大学の全国大会と予選
活字文化推進会議や日本新聞協会などでつくる「学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会」(事務局・学校図書館整備推進会議=日本児童図書出版協会内)は1月12日、学校図書館法公布70周年にあたる2023年を新たな契機に、学校図書館が自ら学び続ける市民の育成に大きく寄与することを願って、アピール文「私たちは学校図書館を応援しています」を発表しました。
アピール文では、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるために図書資料の充実、学校司書の待遇改善などを訴えています。賛同者には作家の浅田次郎氏、今村翔吾氏らが名を連ねています。アピール文と賛同者一覧は以下のとおりです。
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会
学校図書館整備推進会議
全国学校図書館協議会
文字・活字文化推進機構
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年の2023年を迎え、私たちは、学校図書館が学校教育に欠かせない基礎的な設備として、教育課程に寄り添い、子どもたちの人間的な成長を支えていることをあらためて確認したいと思う。
子どもたちはいま、1人1台のタブレット端末を持ち、瞬時に多様な情報を収集できる社会に生きている。そのようなネット時代に求められる新しい力は情報活用能力であり、その土台となるのが読書力である。
学校図書館は、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるための最良の場所であり、生きる力を育む知の空間である。「読書」「学習」「探究」という多機能を持つ学校図書館が、その使命を果たすには、いつでもそこにいて、図書資料と子どもをつなぎ、各教科等の授業を支援する学校司書の充分な配置が必須の条件となる。
2019年には読書バリアフリー法が制定され、学校図書館は、また一つ新たに意義深い課題を抱えることになった。この法律の具現化にあたっては、活字文化の振興や読書活動推進にかかわる既存の関連法や諸活動を、読書バリアフリー法の理念に照らして整備・振興していく必要がある。
社会全体の急激なデジタル化の中で、学校図書館は読書力や言語力、課題解決能力を育てる観点から子どもの成長段階に応じた図書資料、新聞資料、デジタル資料、バリアフリー資料を整備しなければならない。
私たちは学校図書館法公布70年を新たな契機に、これからの学校図書館が生涯にわたって、自ら学び続ける市民の育成に寄与することを期待し、心から応援するものである。
2023年1月12日
アピール賛同者一同
アピール賛同者一覧
浅田次郎 作家
あさのあつこ 作家
阿刀田高 作家
猪木武徳 大阪大学名誉教授
今村翔吾 作家
内館牧子 作家
内田伸子 お茶の水女子大学名誉教授
宇野和博 筑波大学附属視覚特別支援学校教諭
長田渚左 ノンフィクション作家
小野寺優 日本書籍出版協会理事長
片山善博 大正大学教授
川島隆太 東北大学教授
河村建夫 文字・活字文化推進機構会長
隈 研吾 建築家
酒井邦嘉 東京大学大学院教授
佐藤 学 東京大学名誉教授
鈴木みゆき 國學院大學教授
鈴木善久 伊藤忠記念財団理事長
銭谷眞美 新国立劇場運営財団理事長
俵万智 歌人
寺﨑昌男 東京大学名誉教授
中江有里 女優、作家
野口武悟 専修大学教授
坂東眞理子 昭和女子大学総長・理事長
肥田美代子 童話作家
堀川照代 放送大学客員教授
丸山昌宏 日本新聞協会会長
宮西達也 絵本作家
村山由佳 作家
柳田邦男 ノンフィクション作家
敬称略・50音順・2023年1月12日