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成毛眞の新読書スタイル

2014/03/03

おすすめの本(31)『【決定版カーネギー】道は開ける―あらゆる悩みから自由になる方法』

D・カーネギー/著、東条健一/訳、新潮社、1400円(税別)

道は開ける.jpgこの本が1冊あれば他の自己啓発書はいっさい必要ない。そう断言してもいいと思える1冊に出会ってしまった。『決定版カーネギー 道は開ける』である。カーネギーの『道は開ける』といったら、『人を動かす』とともに、自己啓発書の古典で名著といわれている。

そんな超定番書の『道は開ける』を改訳し、今風のビジネス書の体裁にして作りなおしたものが『決定版カーネギー 道は開ける』である。『道は開ける』を読んだことがある人は無理に買う必要はない。ただ名前は聞いたことがあるけど、まだ読んだことがないという人や、買ったはいいけど積読になっている。というような人には、ぜひこの機会に読んでみてほしい。

この本には真理が書かれていると思う。自己啓発書というのは、ビジネス書の中でも一番刊行点数が多いジャンルだ。玉石混交の中から、自分にあった本を探すのはなかなか大変である。自己啓発書を読んでみたいけど、何を読んだらいいかわからない。というような人にはこの本を激しくオススメする。

人によってはこの本を読んだときに、そんな当たり前のことを言われても……。というような感想を持つかもしれない。しかし真理というものは、そういうところに隠れているのだ。それを知っているのと、知らないのでは人生の質がおおきく変わってしまうだろう。一例をあげよう。

“ 昨日のことは忘れよう。明日のことに思い悩むな。”

これは1章の冒頭に書かれている言葉だ。過ぎてしまったことは誰にも変えることができない。それなのに、あのときこうしておけばよかったと、過去のことについて思い悩む人が世の中にはとても多い。また将来の不安を口にする人も多い。明日のことなんて誰にもわからないのに……。過去と未来を憂いて、今日という1日を無駄にしている人がどれだけ多いことだろうか。

人生を幸せに生きるために唯一必要なこと、それは、その日1日を生きるということである。今日の積み重ねが未来になるのだ。今日を良く生きることは、すべての昨日を幸せな夢に変え、すべての明日を希望に変える。今日を精一杯生きること。これが幸せになるための唯一の道である。

この本に書かれていることを、咀嚼して実践することができれば、きっとあなたの人生はいまよりももっと豊潤なものになるはずだ。

丸善・丸の内本店                                                        田中大輔
 

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