21世紀活字文化プロジェクト

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読みきかせ教室

2003/06/08

【金沢市】「自然に、心通わせて」… 絵本作家らが実演・紹介〜親子200人が参加

 読売新聞社が提唱する二十一世紀活字文化プロジェクトの一環として、親子対象の「お父さんとお母さんの読みきかせ教室」が7日、金沢市大手町の金沢読売会館で開かれた。子どもの年齢によって午前と午後に分けて開かれ、県内や福井、富山、岐阜から71組計約200人が参加し、人気絵本作家、とよたかずひこさん(55)の自作絵本や紙芝居の読み聞かせや、読書アドバイザー諸岡弘さん(62)による、年齢に応じた絵本の紹介を受けた。参加者たちからは「家でも読み聞かせをする際に参考にしたい」などの感想が寄せられた。

20030608_01.jpg この教室は、読売新聞社と出版関連業界が協力して発足させた「活字文化推進会議」と「出版文化産業振興財団」(JPIC)の主催。午前の部(零―2歳児と親向け)、午後の部(2―4歳児と親向け)に分けて行われた。小さな子どもを連れた父親も多く参加した。

 とよたさんは昨年、「どんどこももんちゃん」で日本絵本賞を受賞した人気作家。参加者の子どもを抱き上げたり、お母さんらと話すなどゆったりとした雰囲気を作り出し、30分にわたって自作の絵本や紙芝居の読み聞かせをした。

 午前の部で、とよたさんはまず紙芝居「ゴロゴロゴロン」を披露。雷が鳴る、スイカが転がる、猫ののどをなでるなど様々な「ゴロゴロゴロン」という音のシーンを、声色を変えたり、声に強弱をつけて、子どもたちの表情を見ながら表現した。クマの父子が登場する絵本「おっとっと」では、会場の親子に呼びかけ、親が子どもを抱き上げて体を右に左に揺らすなどし、「おっとっと」と声を出しスキンシップを図りながら絵本の世界を楽しんだ。

小さな子供を連れた父親の姿も目立った会場

20030608_02.jpg ブランコの揺れている音からタイトルをとった「ぎーこんぎーこん」の紹介では、「ひざに子どもを乗せてブランコみたいに自然に揺らして下さい。絵本は遊び道具。(それを用いて)親子が自然に話し心を通わしてほしい」とアドバイスした。

 また、午前、午後ともJPIC読書アドバイザーの諸岡さんが子どもの年齢に応じた絵本や紙芝居を次々と紹介。午前の部では、言葉のリズムが楽しめるものなどを次々と読んだ。そして「子どもはリズムに敏感。意味がなくても読むと喜ぶことがあります。好きな絵本とそうでない絵本もあります。いろんな絵本を読んであげて、それぞれの子に合ったものがわかれば、何日でも読んであげて下さい」と話していた。

参加者の声

金沢市小坂町、会社員坂本国仁さん(31)
「たくさんの親子が集まって楽しい雰囲気で過ごせたのが良かった。家で子どもに絵本を読んでますが、擬音語を交えて話す方が、子どもが反応するので、講師の先生の声色を変えた話し方を(参考に)試してみたいと思います」(夫婦で1歳の双子の子どもを連れて参加)

金沢市鞍月、主婦岩井弘子さん(28)
「読み聞かせをしてもなかなか聞いてくれないとあきらめていましたが、今回参加してみて、毎日少しずつでも読んであげれば、子どもが聞いてくれるのではと思いました」(1歳の長男と参加)

金沢市春日町、会社員鈴木崇仁さん(33)
「(仕事の都合などで)なかなか読んであげる機会はないけれど、読み聞かせは子どもの様々な表情が見られて良いもの。寝る前に読んであげたい。講師の読む絵本に対する子どもの反応を見て、読む時に親のペースでなく、子どもが興味を持ってくれたページで立ち止まり、ゆっくり想像させてあげるような読み方がいいと気付きました」(2歳の長女と参加)

(2003/06/08)

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