女流棋士 香川愛生さん推薦! 
「聖の青春」(大崎善生 著) 講談社

 作家・大崎ビブリオバトル善生氏のデビュー作。29歳で夭逝した棋士、故・村山聖九段の生涯を描いたノンフィクション小説。2016年には松山ケンイチ氏の主演で映画化された。

 幼少期、難病・ネフローゼとの闘病生活を送る病院で将棋に出会う。やがて棋士を志し、難関の奨励会を驚異的なスピードで駆け抜け17歳でプロ入りを果たす。その後も「東の羽生、西の村山」と並び称されるまでに上り詰め、名人の座に目前と迫るが――

 人生の秒読みを早くから自覚する中、生き続けることを切望しながら、いかに生き抜くかに死力を尽く姿は、結末を知る読者の胸を一層強く締め付ける。盤外では折に触れて、独特の哲学や、人間らしい心の機微も捉えられる。過酷な日々の中で、師匠をはじめとした取り巻く棋士たちとの繋がりは、確かな温もりを感じさせる。偉大な棋士の伝記であると同時に、いまを生きる人々にとって、自らの生き様を自問せずにはいられない一冊。


ビブリオバトル

プロフィール

香川愛生 女流棋士

生年月日:1993年4月16日

幼少期から将棋の才能を開花させ、2005年と2006年(小学6年生)の女流アマ名人戦で2連覇を達成。 アマチュア時代の活躍をきっかけにプロを志し、2008年に若干15歳で女流棋士としてプロデビューを果たす。 2012年から立命館大学へ進学、将棋と学業の両立をさせながら2013年に初めてのタイトル挑戦で初戴冠。翌年も防衛し連覇。 女流棋士トップクラスの実力を持ちながらも、将棋普及のためにテレビやイベントなどにも精力的に出演している。 将棋以外のゲームへの情熱も高く、趣味がきっかけで広がった人脈は現在の幅広い活躍につながっている。 愛称は「番長」。 .


経歴

2008年 女流棋士デビュー(女流2級)

2013年 タイトル(女流王将)初挑戦(女流二段に昇段)

女流王将獲得(女流三段に昇段)

2014年 第64回NHK杯テレビ将棋トーナメント出場

2017年 立命館大学文学部 言語コミュニケーション専攻卒業

 

趣味・資格

・日本シャーロック・ホームズクラブ会員

・フランス語検定3級

 

Twitter @MNO_shogi

事務所HP  http://www.bigbenn.jp/clients/manao-kagawa/

 

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