四国代表は高知中央高の大野美羽さん

決勝戦で魅力を語りつくした大野さん(右から2人目)ら(松山東雲女子大学)

決勝戦で魅力を語りつくした大野さん(右から2人目)ら(松山東雲女子大学)

 「全国高校ビブリオバトル四国大会」は7月29日、松山市の松山東雲女子大学で行われ、高知中央高の3年大野美羽さんが小説「鈴木ごっこ」(木下半太著、幻冬舎)の魅力を熱く語り、優勝を果たしました。

 大野さんは「借金が原因で家族のふりをすることになった4人が、本当の家族のようになる過程や、その会話が面白い」と紹介。「幸せな結末に向かうと思ったら最後の7行で衝撃の展開が待っているます」と表情豊かに語り掛けました。聴衆からは「最後の7行で何が起きるのか、自分で読んで確かめてみたくなりました」という声が聞かれました。

 

 

 準優勝はナチス時代のドイツを舞台とした小説「神の棘(とげ)」(須賀しのぶ著、新潮社)の魅力を語った徳島県立池田高3年の関口俊介さん優秀賞は「一冊でまるごとわかるギリシア神話」(吉田敦彦著、大和書房)を紹介した愛媛県立松山商業高3年の福島涼花さん、「たとえる技術」(せきしろ著、文響社)を紹介した愛媛県立松山南高1年の杉野悠生さん。大会には四国4県から18校の代表各1人が出場し、閉会後の交流会にも多くの高校生が参加してくれ、本の話や学校の話題で盛り上がりました。

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