「全国高校ビブリオバトル京都府大会」が９月２４日、京都市伏見区の龍谷大学で開かれ、府立向陽高１年、辻本匠さん（１６）が優勝し、来年１月に東京で開催される全国大会への出場権を得ました。
　京都府大会の開催は初めてで、府内１１校の１５人が出場しました。
　辻本さんは、脳移植による人間の人格の変化や葛藤を描いたミステリー小説「変身」（東野圭吾著）を取り上げ、「人の死は心臓や脳の機能が止まるというだけでは言い表せない。生死を深く考えることができる」などとアピールし、会場の拍手を浴びていました。辻本さんは「優勝できたのは本の魅力のおかげ。全国大会ではもっと伝わるスピーチをしたい」と話していました。
 

本の魅力を熱く語る辻本さん

決勝進出４名の紹介本です。

　　高校名　　　　　　　　　　　　　　氏名　　　　　　　　　　　　　　　　紹介本

向陽高等学校　　　　　　　　　        辻本　匠さん　　　　　　　　　　    『変身』

城陽高等学校　　　　　　　            小倉　達矢さん　　　　　　　　　   『日本人が一生使える勉強法』

向陽高等学校　　　　　　　　　        正垣　宏太さん　　　　　　　　　   『だからお前は落ちるんだ、やれ！』

鴨沂高等学校　　　　　　　　　        岡田 真彰さん　　　　　　　　　　  『ウルトラマンと「正義」の話をしよう』