長野県代表に須坂高の畠さん

 高校生がお薦めの本の魅力を紹介し、一番読みたくなった本を聴衆の投票で決める「全国高校ビブリオバトル2017」(活字文化推進会議主催、読売新聞社主管)の長野県大会が23日、松本市の松本工業高校で初めて開かれ、須坂高校2年の畠美沙希さん(17)が優勝しました。畠さんは、来年1月に東京で行われる全国大会に出場します。  県大会には県内9校から17人が出場し、持ち時間5分で書評を発表。予選を勝ち上がった5人が決勝に進み、約60人の聴衆らの投票で「チャンプ本」を決めました。  畠さんは「放課後に死者は戻る」(秋吉理香子著、双葉社)を紹介。崖から突き落とされた男子高校生が、別の高校生と体が入れ替わり、自分を殺した犯人を捜すミステリーで、「伏線が多く、登場人物のみんながカギを握っている。私はだまされました」と熱弁をふるいました。  受賞後、畠さんは「本をしっかり読み込んで、全国大会では会場の皆さんにもっと魅力を伝えたい」と意欲を見せていました。

お気に入りの本を紹介する畠さん

過去データはこちら

決勝紹介本

高校名 氏名 紹介本
岡谷南高校 米山 未来さん 『インシテミル』
須坂高校 畠 美沙希さん 『放課後に 死者は戻る』
須坂高校 磯 百恵さん 『オオカミ族の少年』
松本工業高校 百瀬 大地さん 『風の中のマリア』
松本深志高校 鎌田有貴さん 『ペテロの葬列』
高校の一覧へ戻る ビブリオバトルとは

ご登場いただいた著名人