2017年11月24日
長野県代表に須坂高の畠さん
高校生がお薦めの本の魅力を紹介し、一番読みたくなった本を聴衆の投票で決める「全国高校ビブリオバトル2017」(活字文化推進会議主催、読売新聞社主管)の長野県大会が23日、松本市の松本工業高校で初めて開かれ、須坂高校2年の畠美沙希さん(17)が優勝しました。畠さんは、来年1月に東京で行われる全国大会に出場します。 県大会には県内9校から17人が出場し、持ち時間5分で書評を発表。予選を勝ち上がった5人が決勝に進み、約60人の聴衆らの投票で「チャンプ本」を決めました。 畠さんは「放課後に死者は戻る」(秋吉理香子著、双葉社)を紹介。崖から突き落とされた男子高校生が、別の高校生と体が入れ替わり、自分を殺した犯人を捜すミステリーで、「伏線が多く、登場人物のみんながカギを握っている。私はだまされました」と熱弁をふるいました。 受賞後、畠さんは「本をしっかり読み込んで、全国大会では会場の皆さんにもっと魅力を伝えたい」と意欲を見せていました。

お気に入りの本を紹介する畠さん
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決勝紹介本
高校名 | 氏名 | 紹介本 |
---|---|---|
岡谷南高校 | 米山 未来さん | 『インシテミル』 |
須坂高校 | 畠 美沙希さん | 『放課後に 死者は戻る』 |
須坂高校 | 磯 百恵さん | 『オオカミ族の少年』 |
松本工業高校 | 百瀬 大地さん | 『風の中のマリア』 |
松本深志高校 | 鎌田有貴さん | 『ペテロの葬列』 |