岡山南高の近久さん、決勝大会へ・・・岡山県大会

 高校生が本の魅力を伝える力を競う「全国高校ビブリオバトル2017」の県大会(活字文化推進会議など主催、読売新聞社など後援)が4日、岡山市北区の県立図書館で開かれた。8校から10人が出場。県立岡山南3年近久萌さん(18)が優勝し、全国大会(1月、東京都)の出場権を獲得した。
 ビブリオバトルは、お気に入りの本の魅力を制限時間内に紹介し、観客が最も読みたくなった本(チャンプ本)を投票で決める。
 近久さんは、書評「人生を狂わす名著50」(三宅香帆著)を選択。著者へラブレターを送る形で作品を紹介している手法について、「こんな面白い書評ありなの?」と感動を表現し、「今までとは違う切り口で本を読めるようになる」と薦めた。
 週に2、3冊は読む近久さんにとっても、新たなジャンルを手に取るきっかけになった作品といい、「少しでも多くの人にこの本を読んでもらえるよう、決勝大会でもうまく紹介したい」と意気込んだ。

お気に入りの本を手に魅力を紹介する近久さん

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決勝紹介本

高校名 氏名 紹介本
岡山朝日高校 野村 月子さん 『I Love Youの訳し方』
岡山朝日高校 梶田 宙暉さん 『日本百名山』
岡山南高校 近久 萌さん 『人生を狂わす名著50』
岡山城東高校 森 茜さん 『本屋さんのダイアナ』
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