青森県代表は八戸聖ウルスラ学院高校の高畑さんに

 高校生がお薦めの本の魅力を語り合う書評合戦「全国高校ビブリオバトル青森県大会」(青森大学主催)が17日、青森市幸畑の青森大学で開かれ、県内6校から10人が参加し、4人が決勝に進み、恋愛小説やミステリーなど様々なジャンルの本について、ストーリーや見所を紹介しました。チャンプ本は八戸聖ウルスラ学院高2年の高畑壮吾さん(17)が紹介した「何様ですか?」(枝松蛍著、宝島社)が獲得しました。

 冒頭で「今回持ってきた小説は、できればみなさんに読んでほしくない小説です」と切り出し、聴衆をひきつけました。本を片手に表紙を見せながら、不気味なあらすじや登場人物を解説。時折語気を強めたり、大きな身ぶりを交えたりしながら、「ぜひこの本の『ブラックどんでん返し』を、自分の目で確かめていただければと思います」と聴衆に訴えかけました。全国大会は今年度で6回目だが、県内で予選会が開かれるのは初めてになります。高畑さんは「優勝し、大会の歴史に名を刻めてうれしい」と喜びを語った。準優勝は、県立八戸高1年の豊巻知宥(ちひろ)さん(16)だった。
 優勝者は来年1月に東京で開催される決勝大会に出場します。高畑さんは「自分の表現力を最大限発揮して、優勝をつかみ取りたい」と意気込んでいました。

 

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