「全国高等学校ビブリオバトル２０２２」の山形県大会（県教育委員会主催、読売新聞社など後援）が11月3日、山形市緑町の遊学館で開かれ、山形東高１年、五十嵐敦志さん（１６）が優勝し、全国大会への出場を決めました。県大会には9校から13人が参加し、予選を勝ち抜いた上位4人が決勝に進出しました。五十嵐さんは、小説「神さまとのおしゃべり」（さとうみつろう著、サンマーク文庫）を紹介。さえないサラリーマンの主人公の悩みを聞いた神様が、「幸せとは何か」について助言するという作品だ。「軽い気持ちで読み進められて、落ち込んだ気分を明るくしてくれる」と、身ぶりを交えながら作品の魅力を伝えました。
　立命館大学大阪いばらきキャンパス（大阪府茨木市）で来年1月22日に開催される全国大会（特別協力・立命館大学）に向けて、五十嵐さんは「選んだ本には自信がある。全国の人に読んでもらえるよう頑張りたい」と笑顔を見せました。