鹿児島のチャンプ本は「正欲」、出水商の松下さんV

 

 「鹿児島県高校生ビブリオバトル大会」(県教委主催、活字文化推進会議など後援)が、鹿児島市のかごしま県民交流センターで開かれ、「正欲」(朝井リョウ著、新潮社)を紹介した出水商高2年、松下未來(みく)さんが優勝し、来年1月22日に大阪府の立命館大大阪いばらきキャンパスで行われる全国大会に出場します。
 県内11校から18人が出場し、来場者約160人が一番読みたくなった本に投票しました。松下さんが紹介した「正欲」には様々な悩みを抱える複数の人物が登場。年齢も性別も異なる登場人物に触れ、多様性を認め合う社会に言及。「この本は少数派への理解の甘さを突きつけてくる。この衝撃を味わってほしい」と訴えました。
 松下さんは優勝後、「うれしさもあるが、もっと魅力を伝えられたのではという思いもある。全国大会ではさらにアピールしたい」と意気込んでいます。
 
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