高校生の活動も盛んになっているビブリオバトル。
年々参加校も増え、全国大会出場を目指し、全国各地で熱いバトルが行われています。
第9回全国高等学校ビブリオバトル決勝大会が1月22日(日)、立命館大学大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市岩倉町)で開催されます。東京以外では初開催です。地方大会を突破し、出場権を得た高校生が愛読書を持って集結、高校生のオススメ本日本一を目指し熱弁をふるいます。入場無料ですが、観戦券が必要です。
高校生が愛読書を紹介し合って、最も読みたい本を投票で決める「全国高校ビブリオバトル愛媛県大会」(媛の国ビブリオバトル実行委員会主催、松山東雲女子大・短期大、活字文化推進会議共催)が、松山市桑原の松山東雲女子大で開かれました。平野啓一郎さんの小説「決壊」の魅力を語った県立松山
全国高校ビブリオバトル広島県大会(ひろしまビブリオ実行委員会主催)が13日、海田町の広島国際学院中学校・高校で開かれ、ノートルダム清心高1年の岩本瑠依さん(16)が優勝、来年1月に立命館大大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市)で開かれる全国大会(特別協力・立命館大学)への出
「第9回全国高等学校ビブリオバトル」の北海道大会(北海学園大人文学部主催、読売新聞社など後援)が6日、札幌市豊平区の北海学園大で開かれ、札幌月寒高1年の浅野竜之介さん(16)が優勝しました。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった大会には5人が出場。浅野さんは「ありのまま
「鹿児島県高校生ビブリオバトル大会」(県教委主催、活字文化推進会議など後援)が、鹿児島市のかごしま県民交流センターで開かれ、「正欲」(朝井リョウ著、新潮社)を紹介した出水商高2年、松下未來(みく)さんが優勝し、来年1月22日に大阪府の立命館大大阪いばらきキャンパスで行われる全
「全国高等学校ビブリオバトル2022」の千葉県大会(県教育委員会など主催、活字文化推進会議、読売新聞社後援)が、千葉市美浜区の県総合教育センターで開かれ、「Nエヌ」(道尾秀介集英社)を取り上げた長生高3年、武藤聖亜さん(18)=写真=が優勝し、来年1月に大阪府茨木市の立命館
「高校生書評合戦(ビブリオバトル)東京都都大会」(都教育委員会、文字・活字文化推進機構主催)が10月30日、豊島区の帝京平成大学池袋キャンパスで開かれました。全国最多となる各校での予選などで選ばれた代表124人が出場し、中央大学高校3年、樽本咲月(さつき)さん(18)が紹介した「
「全国高等学校ビブリオバトル2022」の山形県大会(県教育委員会主催、読売新聞社など後援)が11月3日、山形市緑町の遊学館で開かれ、山形東高1年、五十嵐敦志さん(16)が優勝し、全国大会への出場を決めました。県大会には9校から13人が参加し、予選を勝ち抜いた上位4人が決勝に進出し
「高校生ビブリオバトル愛知県大会」(県教育委員会、県子供読書活動推進協議会主催、活字文化推進会議など協力)の決勝が3日、名古屋市中区の県図書館で開かれ、県立岡崎北高2年の小林愛弥さん(17)が優勝した。来年1月22日に大阪府茨木市の立命館大学大阪いばらきキャンパスで開かれる全国大
「高等学校ビブリオバトル福岡県大会」(よかたい図書館共同事業体主催)が10月30日、福岡市総合図書館で開かれ、県立筑前高2年、戸沢葉月さん(17)が優勝しました。戸沢さんは来年1月22日に大阪府茨木市の立命館大大阪いばらきキャンパスで開かれる全国大会(特別協力・立命館大学)の出場
活字文化推進会議や日本新聞協会などでつくる「学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会」(事務局・学校図書館整備推進会議=日本児童図書出版協会内)は1月12日、学校図書館法公布70周年にあたる2023年を新たな契機に、学校図書館が自ら学び続ける市民の育成に大きく寄与することを願って、アピール文「私たちは学校図書館を応援しています」を発表しました。
アピール文では、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるために図書資料の充実、学校司書の待遇改善などを訴えています。賛同者には作家の浅田次郎氏、今村翔吾氏らが名を連ねています。アピール文と賛同者一覧は以下のとおりです。
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会
学校図書館整備推進会議
全国学校図書館協議会
文字・活字文化推進機構
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年の2023年を迎え、私たちは、学校図書館が学校教育に欠かせない基礎的な設備として、教育課程に寄り添い、子どもたちの人間的な成長を支えていることをあらためて確認したいと思う。
子どもたちはいま、1人1台のタブレット端末を持ち、瞬時に多様な情報を収集できる社会に生きている。そのようなネット時代に求められる新しい力は情報活用能力であり、その土台となるのが読書力である。
学校図書館は、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるための最良の場所であり、生きる力を育む知の空間である。「読書」「学習」「探究」という多機能を持つ学校図書館が、その使命を果たすには、いつでもそこにいて、図書資料と子どもをつなぎ、各教科等の授業を支援する学校司書の充分な配置が必須の条件となる。
2019年には読書バリアフリー法が制定され、学校図書館は、また一つ新たに意義深い課題を抱えることになった。この法律の具現化にあたっては、活字文化の振興や読書活動推進にかかわる既存の関連法や諸活動を、読書バリアフリー法の理念に照らして整備・振興していく必要がある。
社会全体の急激なデジタル化の中で、学校図書館は読書力や言語力、課題解決能力を育てる観点から子どもの成長段階に応じた図書資料、新聞資料、デジタル資料、バリアフリー資料を整備しなければならない。
私たちは学校図書館法公布70年を新たな契機に、これからの学校図書館が生涯にわたって、自ら学び続ける市民の育成に寄与することを期待し、心から応援するものである。
2023年1月12日
アピール賛同者一同
アピール賛同者一覧
浅田次郎 作家
あさのあつこ 作家
阿刀田高 作家
猪木武徳 大阪大学名誉教授
今村翔吾 作家
内館牧子 作家
内田伸子 お茶の水女子大学名誉教授
宇野和博 筑波大学附属視覚特別支援学校教諭
長田渚左 ノンフィクション作家
小野寺優 日本書籍出版協会理事長
片山善博 大正大学教授
川島隆太 東北大学教授
河村建夫 文字・活字文化推進機構会長
隈 研吾 建築家
酒井邦嘉 東京大学大学院教授
佐藤 学 東京大学名誉教授
鈴木みゆき 國學院大學教授
鈴木善久 伊藤忠記念財団理事長
銭谷眞美 新国立劇場運営財団理事長
俵万智 歌人
寺﨑昌男 東京大学名誉教授
中江有里 女優、作家
野口武悟 専修大学教授
坂東眞理子 昭和女子大学総長・理事長
肥田美代子 童話作家
堀川照代 放送大学客員教授
丸山昌宏 日本新聞協会会長
宮西達也 絵本作家
村山由佳 作家
柳田邦男 ノンフィクション作家
敬称略・50音順・2023年1月12日