大学との共催で行う公開講座です。作家や評論家などの講演のほか、開催大学の教師との対談もあります。
対談冲方丁さん&白石朗さん談笑する冲方丁さん(右)と白石朗さんモダンホラーの帝王誰にでも分かる恐怖〈スティーヴン・キング〉1947年、米メーン州ポートランド生まれ。「モダンホラーの帝王」と呼ばれる。高校教諭、クリーニング店の従業員などをしながら執筆活動に励んだ。74年に『キャリー』でデビュー。『シャ
〜基調講演〜藤原緋沙子さん「切り絵図の中に見る江戸」江戸の町切り絵図で想像私は高知で生まれ、京都で長く暮らしました。8年前に東京に出てきて、『隅田川御用帳』という縁切り寺の話を書き始め、作家としてデビューしました。京都は、神社仏閣が昔のままの姿で、街並みも変わっていませんが、東京はそうではありません
外山滋比古さん基調講演「我流読書のすすめ」桑をはむ蚕のように私が生まれた愛知県の片田舎は、当時、文化果つるところであって、周囲を見渡しても本のある家を見かけませんでした。私が教科書以外の本を初めて読んだのは、小学校6年のころ。大けがし入院した際に、父に『小学年鑑』を買ってもらった。データブックを何回
主催者挨拶学校法人学習院東園基政常務理事歴史と文化を感じて学習院にとって今年は、卒業生で作家の三島由紀夫の没後40年。また、志賀直哉や武者小路実篤など当校出身者が参加した雑誌「白樺」の創刊100年にあたります。史料館では「学習院と文学」と題した展示も開催しており、歴史と文化を感じていただけたらと思い
■開催概要 【日時】2010年12月14日(火)午後7時〜9時(6時30分開場予定) 【場所】恵比寿ザ・ガーデンルーム(東京・目黒区三田1-13-2)地図 ■応募要項 【申し込み】はがき、ファックス(03・3217・4309)で ①新!読書生活係 ②郵便番号、住所 ③氏名、年齢
主催者挨拶日?義博専修大学理事長・学長 「社会知性の開発」掲げる 法律や経済を日本語で教えた最初の私立の高等教育機関である本学は昨年、創立130年を迎え、「社会知性の開発」を掲げて、教育、研究に取り組んでいます。活字文化の講演会を通じて、日本の知識基盤社会の発展、伸長につなげたいと思っております
村山由佳さん講演「誰かとつながるということ〜読んで書いて旅をして〜」異郷の旅で培う言葉の力作家にはいろんなタイプの人がいますが、私は自分の体を通っていったことをもとにしないと書けないタイプです。すべてを経験するのは難しいけれど、表現の核になるような部分に関しては自分自身で経験しないとどうしようもない
対談夏川草介さん&横里隆さん漱石、鏡花音読したい/暗いのに面白い賢治松本城を背に談笑する夏川さん(写真右)と横里さん草枕―夏川さん自身は夏目漱石を敬愛され、「神様のカルテ」の主人公である若手医師も「草枕」を全文暗唱できるほど、漱石ファンという設定になっています。【夏川】小6の時、初めて「吾輩は猫であ
■開催概要【日時】10月9日(土)午後1時30分〜3時30分(午後1時開場予定)【場所】学習院目白キャンパス(東京・豊島区目白)■応募要項【申し込み】はがき、ファックス(03・3217・4309)で?学習院公開講座係?郵便番号、住所?氏名、年齢?職業?電話番号を記入し、〒100・8055(住所不要)
■開催概要【日時】10月2日(土)午後1時30分〜3時30分(午後1時開場予定)【場所】専修大学生田キャンパス10号館10301教室(神奈川県川崎市多摩区東三田2-1-1)※小田急線「向ケ丘遊園駅」北口からバス約10分、もしくは同駅南口から徒歩約14分■応募要項【申し込み】はがき、ファックス(03・
活字文化推進会議や日本新聞協会などでつくる「学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会」(事務局・学校図書館整備推進会議=日本児童図書出版協会内)は1月12日、学校図書館法公布70周年にあたる2023年を新たな契機に、学校図書館が自ら学び続ける市民の育成に大きく寄与することを願って、アピール文「私たちは学校図書館を応援しています」を発表しました。
アピール文では、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるために図書資料の充実、学校司書の待遇改善などを訴えています。賛同者には作家の浅田次郎氏、今村翔吾氏らが名を連ねています。アピール文と賛同者一覧は以下のとおりです。
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会
学校図書館整備推進会議
全国学校図書館協議会
文字・活字文化推進機構
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年の2023年を迎え、私たちは、学校図書館が学校教育に欠かせない基礎的な設備として、教育課程に寄り添い、子どもたちの人間的な成長を支えていることをあらためて確認したいと思う。
子どもたちはいま、1人1台のタブレット端末を持ち、瞬時に多様な情報を収集できる社会に生きている。そのようなネット時代に求められる新しい力は情報活用能力であり、その土台となるのが読書力である。
学校図書館は、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるための最良の場所であり、生きる力を育む知の空間である。「読書」「学習」「探究」という多機能を持つ学校図書館が、その使命を果たすには、いつでもそこにいて、図書資料と子どもをつなぎ、各教科等の授業を支援する学校司書の充分な配置が必須の条件となる。
2019年には読書バリアフリー法が制定され、学校図書館は、また一つ新たに意義深い課題を抱えることになった。この法律の具現化にあたっては、活字文化の振興や読書活動推進にかかわる既存の関連法や諸活動を、読書バリアフリー法の理念に照らして整備・振興していく必要がある。
社会全体の急激なデジタル化の中で、学校図書館は読書力や言語力、課題解決能力を育てる観点から子どもの成長段階に応じた図書資料、新聞資料、デジタル資料、バリアフリー資料を整備しなければならない。
私たちは学校図書館法公布70年を新たな契機に、これからの学校図書館が生涯にわたって、自ら学び続ける市民の育成に寄与することを期待し、心から応援するものである。
2023年1月12日
アピール賛同者一同
アピール賛同者一覧
浅田次郎 作家
あさのあつこ 作家
阿刀田高 作家
猪木武徳 大阪大学名誉教授
今村翔吾 作家
内館牧子 作家
内田伸子 お茶の水女子大学名誉教授
宇野和博 筑波大学附属視覚特別支援学校教諭
長田渚左 ノンフィクション作家
小野寺優 日本書籍出版協会理事長
片山善博 大正大学教授
川島隆太 東北大学教授
河村建夫 文字・活字文化推進機構会長
隈 研吾 建築家
酒井邦嘉 東京大学大学院教授
佐藤 学 東京大学名誉教授
鈴木みゆき 國學院大學教授
鈴木善久 伊藤忠記念財団理事長
銭谷眞美 新国立劇場運営財団理事長
俵万智 歌人
寺﨑昌男 東京大学名誉教授
中江有里 女優、作家
野口武悟 専修大学教授
坂東眞理子 昭和女子大学総長・理事長
肥田美代子 童話作家
堀川照代 放送大学客員教授
丸山昌宏 日本新聞協会会長
宮西達也 絵本作家
村山由佳 作家
柳田邦男 ノンフィクション作家
敬称略・50音順・2023年1月12日