大学との共催で行う公開講座です。作家や評論家などの講演のほか、開催大学の教師との対談もあります。
ロバートキャンベルさん基調講演「世界に語りかける日本人の力」朗読で深まる人とのきずな日本には世界でもまれな長くて深い独特の読書文化がある。読書は私たちに大きな力を与え、人と人を結び合わせる重要な役割も担っている。いい本がどれだけ流通し、まじめに読まれているかで社会資本の豊かさもわかる。私の祖父母は1
石田衣良さん講演「坂の下の湖〜成熟社会の人間と読書」本を読むことのメリット、素晴らしさについてお話ししたいのですが、これが難しいんです。なぜかというと、30、40年くらい前の世代にとっては、読書はそのまま出世につながっていた。本を読んで大学に行って大企業の幹部候補生になる。基礎的な教養を身につけてお
学長挨拶創価大学学長山本英夫活字の力で想像力育む本学の創立者は「青春時代における一冊の良書は、一人の偉大な教師と出会うようなものです」と学生たちに語っております。本学は今年40周年目を迎えています。社会が混沌としている中、生命尊厳の気持ちを強く抱いてもらう教育を行なうために、想像力を育み、心を豊にし
■出演 夢枕獏さん 松原隆一郎さん 読書の魅力を伝える対談シリーズ、第21回「新!読書生活」(主催・活字文化推進会議、主管・読売新聞社、協賛・徳間書店、双葉社)が3月9日、東京・新宿区の住友ホールで開かれた。作家の夢枕獏さんが「物語と旅」をテーマに講演した後、格闘技ファンという共通項から親交の
■出演 和田竜さん 仁木英之さん 読書の魅力を伝える対談シリーズ、第20回「新!読書生活」(主催・活字文化推進会議、主管・読売新聞社、協賛・小学館)が2月3日、東京・千代田区で開かれた。作家の和田竜さんが「歴史エンターテインメント小説の構造」と題して基調講演し、続いて作家の仁木英之さんと、小説
【北海道】くすみ書房(札幌市)、喜久屋書店小樽店(小樽市)、帯広喜久屋書店/ザ本屋さん(帯広市)、しんどう書店スティ店、進藤書店BT店(以上苫小牧市)、クラーク書店中央店(稚内市)、岡本書店恵庭店(恵庭市)【岩手県】松田書店(奥州市)【宮城県】TSUTAYAあすと長町店(名取市)【山形県】こまつ書店
〜基調講演〜大沢在昌さん「ミステリーと私」「妥協は嫌」一貫した主人公像ミステリーには「名探偵」が登場します。時代とともに変わっていきますが、シャーロック・ホームズがいて、エルキュール・ポアロがいて金田一耕助がいた。私はこのような名探偵が登場するミステリーが大好きです。でも、私がミステリーを書くように
読売新聞社などが進める21世紀活字文化プロジェクトの一環として、「活字文化公開講座in水都大阪2009」(活字文化推進会議、京都女子大学主催)が、大阪市中央区の朝日生命ホールで行われた。京都女子大を運営する京都女子学園の創立100周年を記念した事業で、作家の角田光代さんが「私たちの世界には小説がある
対談〜湊かなえさん&有川浩さん〜「違う世界、本から感じる」(湊かなえさん写真右)「活字って、すごいメディア」(有川浩さん写真左)――まず読書体験をお話しください。【有川】私は本をよく読む子だったと思いますが、「本を読む子」に対する世の中の「まじめな子」というイメージに、納得がいきませんでした。クラス
活字文化推進会議や日本新聞協会などでつくる「学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会」(事務局・学校図書館整備推進会議=日本児童図書出版協会内)は1月12日、学校図書館法公布70周年にあたる2023年を新たな契機に、学校図書館が自ら学び続ける市民の育成に大きく寄与することを願って、アピール文「私たちは学校図書館を応援しています」を発表しました。
アピール文では、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるために図書資料の充実、学校司書の待遇改善などを訴えています。賛同者には作家の浅田次郎氏、今村翔吾氏らが名を連ねています。アピール文と賛同者一覧は以下のとおりです。
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会
学校図書館整備推進会議
全国学校図書館協議会
文字・活字文化推進機構
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年の2023年を迎え、私たちは、学校図書館が学校教育に欠かせない基礎的な設備として、教育課程に寄り添い、子どもたちの人間的な成長を支えていることをあらためて確認したいと思う。
子どもたちはいま、1人1台のタブレット端末を持ち、瞬時に多様な情報を収集できる社会に生きている。そのようなネット時代に求められる新しい力は情報活用能力であり、その土台となるのが読書力である。
学校図書館は、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるための最良の場所であり、生きる力を育む知の空間である。「読書」「学習」「探究」という多機能を持つ学校図書館が、その使命を果たすには、いつでもそこにいて、図書資料と子どもをつなぎ、各教科等の授業を支援する学校司書の充分な配置が必須の条件となる。
2019年には読書バリアフリー法が制定され、学校図書館は、また一つ新たに意義深い課題を抱えることになった。この法律の具現化にあたっては、活字文化の振興や読書活動推進にかかわる既存の関連法や諸活動を、読書バリアフリー法の理念に照らして整備・振興していく必要がある。
社会全体の急激なデジタル化の中で、学校図書館は読書力や言語力、課題解決能力を育てる観点から子どもの成長段階に応じた図書資料、新聞資料、デジタル資料、バリアフリー資料を整備しなければならない。
私たちは学校図書館法公布70年を新たな契機に、これからの学校図書館が生涯にわたって、自ら学び続ける市民の育成に寄与することを期待し、心から応援するものである。
2023年1月12日
アピール賛同者一同
アピール賛同者一覧
浅田次郎 作家
あさのあつこ 作家
阿刀田高 作家
猪木武徳 大阪大学名誉教授
今村翔吾 作家
内館牧子 作家
内田伸子 お茶の水女子大学名誉教授
宇野和博 筑波大学附属視覚特別支援学校教諭
長田渚左 ノンフィクション作家
小野寺優 日本書籍出版協会理事長
片山善博 大正大学教授
川島隆太 東北大学教授
河村建夫 文字・活字文化推進機構会長
隈 研吾 建築家
酒井邦嘉 東京大学大学院教授
佐藤 学 東京大学名誉教授
鈴木みゆき 國學院大學教授
鈴木善久 伊藤忠記念財団理事長
銭谷眞美 新国立劇場運営財団理事長
俵万智 歌人
寺﨑昌男 東京大学名誉教授
中江有里 女優、作家
野口武悟 専修大学教授
坂東眞理子 昭和女子大学総長・理事長
肥田美代子 童話作家
堀川照代 放送大学客員教授
丸山昌宏 日本新聞協会会長
宮西達也 絵本作家
村山由佳 作家
柳田邦男 ノンフィクション作家
敬称略・50音順・2023年1月12日