読書に焦点をあてた大学での新しい試みです。
単位が修得できる正規授業で、作家などを招いた特別授業(一般公開)もあります。
共同授業とは 共同授業とは首都圏西部大学単位互換協定会に加盟している28大学・短期大学(以下、「大学」と略します)が連携して授業科目(総合講義)を開設し、各大学の講師がオムニバス形式で授業を実施するものです。講義テーマは多くの学生諸氏の「自分のすきな分野の知識を広げ、教養を深めたい」という希望を考慮
青山学院大学読書教養講座一般公開授業基調講演特別授業は履修生11人をホールの舞台に上げ、教室に見立てた形で行われ、約400人の市民も受講した。篠田節子さんは作家の立場から、小説の読み方や文章論など、若い世代へのメッセージを熱く語りかけた。「文学や小説だけでなく歴史、哲学、自然科学、経済学などどんな本
首都圏西部大学単位互換協定会読書教養講座一般公開授業基調講演時代の文化を映す鏡書店は文化を映す鏡です。きれいに磨かれていれば、その時代の空気を鮮明に伝えることができます。私が勤めていた1980年代当時のリブロ書店(東京・池袋)は、業界の風雲児と呼ばれていました。全国からやってくる学生や知識人、芸術家
関西大学読書教養講座一般公開授業基調講演「子供は可能性の塊」思い熱く子供を描き、多くの絵本を残した画家、いわさきちひろが世を去ったのは33年前ですが、今でも、ちひろが描いた子供の姿を見た人たちは「うちの子にそっくり」「うちの孫にそっくり」「私、子供のころはこんな顔だったの」と言います。外国の人でも反
関西大学読書教養講座一般公開授業基調講演人生を動かす金遣いお釈迦様も蓄財の勧め金の沈黙より銀の雄弁歴史小説を商業誌に書き始めて、来年で50年。その間、いろいろな資料にめぐり合った。その中で我々にとって一番大事なお金に関する話を、庶民の目線からさせていただきます。お金の話でよく勘違いするのは、「沈黙は
青山学院大学読書教養講座一般公開授業基調講演スランプ脱出、本がコーチ僕がきちんと本を読み始めたのは、プロ野球に入って2年目のころです。スランプ状態にはまり込んでしまい苦しんでいるときに、一日のうちに同じ本がたまたま2冊手に入ったんです。自分で買ったわけではないのに、なぜか2冊手元にあったんです。これ
西南学院大学読書教養講座一般公開授業読み方で楽しさいろいろ小説は言葉で世界刻むもの若者たちの活字離れが指摘され、出版界も不況が続いている。景気は回復しているのに、小説が売れない。音楽の世界でも、例えば200万、300万枚と売れる曲があるかと思えば、有名なミュージシャンのものでも何千枚かしか売れない。
西南学院大学読書教養講座一般公開授業生きる面白さ本の中に剣豪、女性、歴史…教えてくれた本を好きになったきっかけは、子どものころに読んだ講談本だと思う。国民学校の4年の時に友達が不世出の力士「雷電為右衛門」の本を貸してくれた。誇張と事実がない交ぜになった波乱万丈の物語が面白くて、たちまち
首都圏西部大学単位互換協定会読書教養講座一般公開授業基調講演10代の感銘、消えない私はいま85歳だが、10代のころに読んだ『万葉集』の相聞歌や挽歌(ばんか)、あるいは『論語』の言葉などから受けた感銘は、いまだに消えない。そうした読書が自分の人生に豊かなものを与えてくれたと、非常に強く思う。読書を通じ
青山学院大学読書教養講座一般公開授業基調講演「本に魅せられて」/林真理子さん「世の中の広さ」教わるいじめが問題になっているが、私も中学校では本当にいじめられた。そんな私は本の世界に逃げていった。そして本は「新規まき直し」という言葉を教えてくれた。世の中にはものすごく広い世界がある。海外もあれば宇宙も
活字文化推進会議や日本新聞協会などでつくる「学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会」(事務局・学校図書館整備推進会議=日本児童図書出版協会内)は1月12日、学校図書館法公布70周年にあたる2023年を新たな契機に、学校図書館が自ら学び続ける市民の育成に大きく寄与することを願って、アピール文「私たちは学校図書館を応援しています」を発表しました。
アピール文では、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるために図書資料の充実、学校司書の待遇改善などを訴えています。賛同者には作家の浅田次郎氏、今村翔吾氏らが名を連ねています。アピール文と賛同者一覧は以下のとおりです。
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会
学校図書館整備推進会議
全国学校図書館協議会
文字・活字文化推進機構
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年の2023年を迎え、私たちは、学校図書館が学校教育に欠かせない基礎的な設備として、教育課程に寄り添い、子どもたちの人間的な成長を支えていることをあらためて確認したいと思う。
子どもたちはいま、1人1台のタブレット端末を持ち、瞬時に多様な情報を収集できる社会に生きている。そのようなネット時代に求められる新しい力は情報活用能力であり、その土台となるのが読書力である。
学校図書館は、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるための最良の場所であり、生きる力を育む知の空間である。「読書」「学習」「探究」という多機能を持つ学校図書館が、その使命を果たすには、いつでもそこにいて、図書資料と子どもをつなぎ、各教科等の授業を支援する学校司書の充分な配置が必須の条件となる。
2019年には読書バリアフリー法が制定され、学校図書館は、また一つ新たに意義深い課題を抱えることになった。この法律の具現化にあたっては、活字文化の振興や読書活動推進にかかわる既存の関連法や諸活動を、読書バリアフリー法の理念に照らして整備・振興していく必要がある。
社会全体の急激なデジタル化の中で、学校図書館は読書力や言語力、課題解決能力を育てる観点から子どもの成長段階に応じた図書資料、新聞資料、デジタル資料、バリアフリー資料を整備しなければならない。
私たちは学校図書館法公布70年を新たな契機に、これからの学校図書館が生涯にわたって、自ら学び続ける市民の育成に寄与することを期待し、心から応援するものである。
2023年1月12日
アピール賛同者一同
アピール賛同者一覧
浅田次郎 作家
あさのあつこ 作家
阿刀田高 作家
猪木武徳 大阪大学名誉教授
今村翔吾 作家
内館牧子 作家
内田伸子 お茶の水女子大学名誉教授
宇野和博 筑波大学附属視覚特別支援学校教諭
長田渚左 ノンフィクション作家
小野寺優 日本書籍出版協会理事長
片山善博 大正大学教授
川島隆太 東北大学教授
河村建夫 文字・活字文化推進機構会長
隈 研吾 建築家
酒井邦嘉 東京大学大学院教授
佐藤 学 東京大学名誉教授
鈴木みゆき 國學院大學教授
鈴木善久 伊藤忠記念財団理事長
銭谷眞美 新国立劇場運営財団理事長
俵万智 歌人
寺﨑昌男 東京大学名誉教授
中江有里 女優、作家
野口武悟 専修大学教授
坂東眞理子 昭和女子大学総長・理事長
肥田美代子 童話作家
堀川照代 放送大学客員教授
丸山昌宏 日本新聞協会会長
宮西達也 絵本作家
村山由佳 作家
柳田邦男 ノンフィクション作家
敬称略・50音順・2023年1月12日