大学との共催で行う公開講座です。作家や評論家などの講演のほか、開催大学の教師との対談もあります。
対談大津秀一さん&和田裕美さん終末期医療―大津医師は、終末期医療の専門家として、1000人以上の患者さんの死を見届けてこられた。近年、がんの告知率の上昇などによって、終末期医療の重要性が増していると言われています。【大津】確かに15年ほど前から告知に関する考え方が大きく変わりました。現在は、きちんと
宮本輝さん基調講演「心と言葉」簡潔な言葉こそ名文25歳の時に突然、パニック症候群という、それもかなり重症の病気にかかりました。今は、心の病として、知られていますが、当時は何もかもノイローゼという一言ですまされた時代でした。電車に乗ろうとすると、めまいがして倒れそうになる。1駅も乗っておれない。サラリ
■開催概要【日時】12月17日(土)午後1時30分〜3時(午後1時開場予定)【場所】創価大学大教室棟S202教室(東京都八王子市丹木町1-236)JR八王子駅からバスで20分地図※会場が変更になりました。お間違えのないようお願いします。■応募要項【申し込み】はがき、ファックス(03・3217・430
対談やましたひでこさん&釈徹宗さんモノがある悩み【釈】昨年の流行語大賞にもノミネートされた断捨離(だんしゃり)。初めは聞き慣れない言葉でしたが、かなり定着してきましたね。【やました】モノを断ち、ガラクタを捨てれば、執着も離れていく―その漢字3文字を取って断捨離。身の回りにはモノがあふれ、あれ
対談東川篤哉さん&瀧井朝世さん対談する東川篤哉さん(右)と瀧井朝世さんユーモアミステリー【瀧井】『謎解きはディナーのあとで』で本屋大賞の受賞、おめでとうございます。全国の書店員が一番売りたい本に選ばれた感想は。【東川】ひとり自宅で待機していたところに、出版元の小学館から受賞の知らせをもらいました。電
対談貴志祐介さん&有栖川有栖さん貴志祐介さん(写真右)と有栖川有栖さん(写真左)は大の阪神ファン。甲子園球場で一緒に野球観戦したことも=安斉晃撮影共通点―お2人とも、1959年の大阪生まれで、大学は京都。卒業後はサラリーマンを経て、作家になるなど共通点が多いですね。【有栖川】確かに、同じ空気を吸って
対談冲方丁さん&白石朗さん談笑する冲方丁さん(右)と白石朗さんモダンホラーの帝王誰にでも分かる恐怖〈スティーヴン・キング〉1947年、米メーン州ポートランド生まれ。「モダンホラーの帝王」と呼ばれる。高校教諭、クリーニング店の従業員などをしながら執筆活動に励んだ。74年に『キャリー』でデビュー。『シャ
〜基調講演〜藤原緋沙子さん「切り絵図の中に見る江戸」江戸の町切り絵図で想像私は高知で生まれ、京都で長く暮らしました。8年前に東京に出てきて、『隅田川御用帳』という縁切り寺の話を書き始め、作家としてデビューしました。京都は、神社仏閣が昔のままの姿で、街並みも変わっていませんが、東京はそうではありません
外山滋比古さん基調講演「我流読書のすすめ」桑をはむ蚕のように私が生まれた愛知県の片田舎は、当時、文化果つるところであって、周囲を見渡しても本のある家を見かけませんでした。私が教科書以外の本を初めて読んだのは、小学校6年のころ。大けがし入院した際に、父に『小学年鑑』を買ってもらった。データブックを何回