高校生の活動も盛んになっているビブリオバトル。
年々参加校も増え、全国大会出場を目指し、全国各地で熱いバトルが行われています。
全国高校ビブリオバトル沖縄県大会が2日、那覇市小禄の産業支援センターで開かれ、那覇西高校3年の野村紳二さんが紹介した「死を見る僕と、明日死ぬ君の事件録」(古宮九時著、KADOKAWA)がチャンプ本に選ばれました。野村さんは2年連続の優勝。来年1月20日、東京のよみうり大手町ホールで行われる「マイナ
書評合戦「全国高等学校ビブリオバトル府大会」(読売新聞社など後援)が3日、京都市伏見区の龍谷大学深草キャンパスで開かれ、府立南陽高1年の森田耕太郎さん(15)(精華町)が優勝しました。府大会の開催は昨年に続き2回目で、府内8校の14人が出場。森田さんは、地下空間に閉じこめられた男女12人の心理ゲーム
全国高校ビブリオバトル岡山県大会が3日、岡山市北区の県立図書館で開かれ、県立岡山南3年の片山華乃さん(18)が優勝しました。県内11校から1~3年の男女15人が参加しました。 片山さんは、「ゼロからトースターを作ってみた結果」(トーマス・トウェイツ著、新潮社)を選択。筆者がトースター作りを部品調達
「高校生書評合戦(ビブリオバトル)東京都大会」(東京都教育委員会主催)の準決勝と決勝が28日、東京都庁で開かれました。 大会には都内199校から325人が出場し、9月下旬に1、2回戦が行われました。この日の準決勝は16人で争われ、4人が決勝に進みました。 決勝の結果、「54字の物語」(氏田雄介
「全国高校ビブリオバトル県大会」(龍谷大図書館主催、活字文化推進会議共催、県教委など後援)が27日、大津市の龍谷大瀬田キャンパスで開かれ、「折れた竜骨」(米澤穂信著、東京創元社)を紹介した県立高島高3年の安達菫(すみれ)さん(18)が優勝しました。安達さんは「伏線がたくさんあって、読めば読むほど、も
今回で5回目を迎える高校生日本一を決めるビブリオバトル大会ですが、株式会社マイナビの特別協賛として2019年1月20日(日)よみうり大手町ホール(東京・大手町)で開催いたします。各地でブロック大会、都道府県大会が行なわれており、45名(予定)の高校生が出場します。「本日は、お日柄もよく」の著作でおな
秋田県大会が20日、秋田市のイオンモール秋田のセンターコートで行われ、秋田南高2年の古谷涼風さんが決勝大会への出場権を獲得しました。古谷さんは、クリスマスに不幸をプレゼントされた主人公らが幸せをつかもうと奮闘する小説「キャロリング」(有川浩著)を取り上げ、緊迫した場面では声をひそめるなどして、抑揚の
高校生がお薦めの本の魅力を発表する「宮崎県高校ビブリオバトル大会」(県教委主催)が20日、宮崎市の若草通商店街で開かれ、宮崎北高2年の竹井若奈さん(16)が優勝した。竹井さんは来年1月、東京で開かれる全国大会(活字文化推進会議主催、読売新聞社主管)に出場する。 ビブリオバトルでは、本の魅力
島根県大会が14日、松江市のくにびきメッセで開かれ、小説「あん」(ドリアン助川著、ポプラ社)を紹介した県立平田高2年郷原拓実さんが優勝、県代表に決まりました。県内10校の代表10人が出場し、詩やノンフィクションなど様々なジャンルの本の見どころを、身ぶり手ぶりを交えて紹介。予選を勝ち抜いた4人で決勝を
「第4回府中高生ビブリオバトル大会」(大阪府教育委員会主催、活字文化推進会議協力)の高校生大会が8日、東大阪市の府立中央図書館であり、関西創価高校1年の佐久間諒さん(16)が優勝した。佐久間さんは来年1月20日、よみうり大手町ホール(東京)で開かれる活字文化推進会議主催の決勝大会(読売新聞社
活字文化推進会議や日本新聞協会などでつくる「学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会」(事務局・学校図書館整備推進会議=日本児童図書出版協会内)は1月12日、学校図書館法公布70周年にあたる2023年を新たな契機に、学校図書館が自ら学び続ける市民の育成に大きく寄与することを願って、アピール文「私たちは学校図書館を応援しています」を発表しました。
アピール文では、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるために図書資料の充実、学校司書の待遇改善などを訴えています。賛同者には作家の浅田次郎氏、今村翔吾氏らが名を連ねています。アピール文と賛同者一覧は以下のとおりです。
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会
学校図書館整備推進会議
全国学校図書館協議会
文字・活字文化推進機構
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年の2023年を迎え、私たちは、学校図書館が学校教育に欠かせない基礎的な設備として、教育課程に寄り添い、子どもたちの人間的な成長を支えていることをあらためて確認したいと思う。
子どもたちはいま、1人1台のタブレット端末を持ち、瞬時に多様な情報を収集できる社会に生きている。そのようなネット時代に求められる新しい力は情報活用能力であり、その土台となるのが読書力である。
学校図書館は、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるための最良の場所であり、生きる力を育む知の空間である。「読書」「学習」「探究」という多機能を持つ学校図書館が、その使命を果たすには、いつでもそこにいて、図書資料と子どもをつなぎ、各教科等の授業を支援する学校司書の充分な配置が必須の条件となる。
2019年には読書バリアフリー法が制定され、学校図書館は、また一つ新たに意義深い課題を抱えることになった。この法律の具現化にあたっては、活字文化の振興や読書活動推進にかかわる既存の関連法や諸活動を、読書バリアフリー法の理念に照らして整備・振興していく必要がある。
社会全体の急激なデジタル化の中で、学校図書館は読書力や言語力、課題解決能力を育てる観点から子どもの成長段階に応じた図書資料、新聞資料、デジタル資料、バリアフリー資料を整備しなければならない。
私たちは学校図書館法公布70年を新たな契機に、これからの学校図書館が生涯にわたって、自ら学び続ける市民の育成に寄与することを期待し、心から応援するものである。
2023年1月12日
アピール賛同者一同
アピール賛同者一覧
浅田次郎 作家
あさのあつこ 作家
阿刀田高 作家
猪木武徳 大阪大学名誉教授
今村翔吾 作家
内館牧子 作家
内田伸子 お茶の水女子大学名誉教授
宇野和博 筑波大学附属視覚特別支援学校教諭
長田渚左 ノンフィクション作家
小野寺優 日本書籍出版協会理事長
片山善博 大正大学教授
川島隆太 東北大学教授
河村建夫 文字・活字文化推進機構会長
隈 研吾 建築家
酒井邦嘉 東京大学大学院教授
佐藤 学 東京大学名誉教授
鈴木みゆき 國學院大學教授
鈴木善久 伊藤忠記念財団理事長
銭谷眞美 新国立劇場運営財団理事長
俵万智 歌人
寺﨑昌男 東京大学名誉教授
中江有里 女優、作家
野口武悟 専修大学教授
坂東眞理子 昭和女子大学総長・理事長
肥田美代子 童話作家
堀川照代 放送大学客員教授
丸山昌宏 日本新聞協会会長
宮西達也 絵本作家
村山由佳 作家
柳田邦男 ノンフィクション作家
敬称略・50音順・2023年1月12日