高校生の活動も盛んになっているビブリオバトル。
年々参加校も増え、全国大会出場を目指し、全国各地で熱いバトルが行われています。
高校生がお薦めの本の魅力をアピールし、聴衆が一番読みたくなった本を決める「全国高校ビブリオバトル2018」の熊本県大会(くまもと森都心プラザ図書館主催、活字文化推進会議共催、読売新聞社など後援)が19日、熊本市西区のくまもと森都心プラザで開かれた。大津高3年の豊住真衣さん(18)が優勝し、来年1月に
高校生が愛読書の魅力を発表する「鹿児島県高校生ビブリオバトル大会」(県教委主催)が18日、鹿児島市のかごしま県民交流センターで開かれ、昨年に続いて大島高2年、積風我(せきふうが)さん(17)が優勝した。積さんは来年1月に東京で開かれる決勝大会(活字文化推進会議主催、読売新聞社主管)の出場権を得た。
仙台市青葉区の東北学院大土樋(つちとい)キャンパスで26日に開かれた「第5回全国高校ビブリオバトルin仙台」(活字文化推進会議主催、読売新聞社主管)で、弘前高1年の成田慶之さん(15)が優勝した。 成田さんが取り上げたのは米航空宇宙局(NASA)から実習生が月の石を盗んだ事件を題材としたノンフィク
「第4回全国高等学校ビブリオバトル」優勝者で、現在は千葉商科大学1年の渕本麻菜美さんと「全国大学ビブリオバトル2017首都決戦」決勝進出者で、筑波大学2年の北原光梨さんが8月10日、NHKラジオ第1放送の番組「NHKジャーナル」の金曜日のコーナー「対決!ミニ・ビブリオバトル」(毎月1回、金曜日の夜放
全国高等学校ビブリオバトル滋賀県大会が10月27日に、龍谷大学瀬田キャンパス(滋賀県大津市)で開かれます。奮ってご参加ください。 参加を希望する場合は、10月5日までに、メール(s-lib@ad.ryukoku.ac.jp)かファクス(077-543-7769)で、必要事項を記入の上、同大図書館部
高校生がお気に入りの本を紹介し、聴衆の投票で最も読みたい一冊を決める書評合戦「第5回全国高校ビブリオバトル」の北海道大会(北海学園大学主催、活字文化推進会議共催、読売新聞社後援)が、11月18日午後1時から札幌市豊平区の北海学園大学で開かれます。 参加を希望する場合は、9月1日から10月31日の間
全国高等学校ビブリオバトル京都府大会が11月3日に、龍谷大学深草キャンパス(京都市伏見区)で開かれます。京都府大会の開催は、昨年に引き続き2回目。奮ってご参加ください。 申込みは高等学校単位でお願いします。参加を希望する場合は、10月5日までに、メール( f-lib@ad.ryukoku.ac.j
全国高等学校ビブリオバトル兵庫県大会が11月17日に、甲南大学岡本キャンパスiCommons(神戸市東灘区)で開かれます。兵庫県大会の開催は、昨年に引き続き2回目。募集期間などの詳細は、9月上旬に甲南大学のホームページにアップされます。 問い合わせは、同大ポートアイランドキャンパスWeLovebo
愛媛県大会が28日、松山市の松山東雲女子大で行われ、「メアリー・スーを殺して」(中田永一ほか著、朝日新聞社出版)を紹介した松山東の北山菜吟さん(写真、右から2番目)が県代表に決定しました。大会には13校21人が出場。決勝には北山さんのほか、新田青雲中等教育の小池はるかさん(紹介本は「博士の愛した数式
「第1回全国高等学校ビブリオバトル」優勝者で、現在は早稲田大学3年の中村朱里さんと、「第1回ビブリオバトル首都圏高校生大会」優勝者で、東京大学4年の井原陸朗さんが7月20日、NHKラジオ第1放送の番組「NHKジャーナル」の金曜日のコーナー「対決!ミニ・ビブリオバトル」(毎月1回、金曜日の夜放送)に出
活字文化推進会議や日本新聞協会などでつくる「学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会」(事務局・学校図書館整備推進会議=日本児童図書出版協会内)は1月12日、学校図書館法公布70周年にあたる2023年を新たな契機に、学校図書館が自ら学び続ける市民の育成に大きく寄与することを願って、アピール文「私たちは学校図書館を応援しています」を発表しました。
アピール文では、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるために図書資料の充実、学校司書の待遇改善などを訴えています。賛同者には作家の浅田次郎氏、今村翔吾氏らが名を連ねています。アピール文と賛同者一覧は以下のとおりです。
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会
学校図書館整備推進会議
全国学校図書館協議会
文字・活字文化推進機構
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年の2023年を迎え、私たちは、学校図書館が学校教育に欠かせない基礎的な設備として、教育課程に寄り添い、子どもたちの人間的な成長を支えていることをあらためて確認したいと思う。
子どもたちはいま、1人1台のタブレット端末を持ち、瞬時に多様な情報を収集できる社会に生きている。そのようなネット時代に求められる新しい力は情報活用能力であり、その土台となるのが読書力である。
学校図書館は、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるための最良の場所であり、生きる力を育む知の空間である。「読書」「学習」「探究」という多機能を持つ学校図書館が、その使命を果たすには、いつでもそこにいて、図書資料と子どもをつなぎ、各教科等の授業を支援する学校司書の充分な配置が必須の条件となる。
2019年には読書バリアフリー法が制定され、学校図書館は、また一つ新たに意義深い課題を抱えることになった。この法律の具現化にあたっては、活字文化の振興や読書活動推進にかかわる既存の関連法や諸活動を、読書バリアフリー法の理念に照らして整備・振興していく必要がある。
社会全体の急激なデジタル化の中で、学校図書館は読書力や言語力、課題解決能力を育てる観点から子どもの成長段階に応じた図書資料、新聞資料、デジタル資料、バリアフリー資料を整備しなければならない。
私たちは学校図書館法公布70年を新たな契機に、これからの学校図書館が生涯にわたって、自ら学び続ける市民の育成に寄与することを期待し、心から応援するものである。
2023年1月12日
アピール賛同者一同
アピール賛同者一覧
浅田次郎 作家
あさのあつこ 作家
阿刀田高 作家
猪木武徳 大阪大学名誉教授
今村翔吾 作家
内館牧子 作家
内田伸子 お茶の水女子大学名誉教授
宇野和博 筑波大学附属視覚特別支援学校教諭
長田渚左 ノンフィクション作家
小野寺優 日本書籍出版協会理事長
片山善博 大正大学教授
川島隆太 東北大学教授
河村建夫 文字・活字文化推進機構会長
隈 研吾 建築家
酒井邦嘉 東京大学大学院教授
佐藤 学 東京大学名誉教授
鈴木みゆき 國學院大學教授
鈴木善久 伊藤忠記念財団理事長
銭谷眞美 新国立劇場運営財団理事長
俵万智 歌人
寺﨑昌男 東京大学名誉教授
中江有里 女優、作家
野口武悟 専修大学教授
坂東眞理子 昭和女子大学総長・理事長
肥田美代子 童話作家
堀川照代 放送大学客員教授
丸山昌宏 日本新聞協会会長
宮西達也 絵本作家
村山由佳 作家
柳田邦男 ノンフィクション作家
敬称略・50音順・2023年1月12日