高校生の活動も盛んになっているビブリオバトル。
年々参加校も増え、全国大会出場を目指し、全国各地で熱いバトルが行われています。
高校生がお薦めの本を紹介する書評合戦「全国高校ビブリオバトル2019」の福島県大会が9日、福島市内で開かれ、県立田村高校3年会田遥輝さん(18)が優勝しました。 県大会開催は5回目。県内の予選を勝ち抜いてきた7人が出場し、1人5分間の持ち時間で、おすすめの一冊の魅力を発表。質疑応答を経て、聴衆が最
高校生がおすすめの本を紹介する書評合戦「全国高校ビブリオバトル2019」の県大会が10日、富山市内で開かれ、県立高岡工芸高2年吉田朱里さん(16)が優勝しました。 県大会開催は2回目で、県内16校の21人が参加。1人5分間の持ち時間で、おすすめの一冊の魅力を発表。質疑応答を経て、聴衆が最も読みたく
沖縄県大会は那覇市の産業支援センターで行われました。11人で競い、県立那覇国際高校1年の中村莉子さんが紹介した「ILove Youの訳し方」(望月竜馬著、雷鳥社)がチャンプ本に選ばれました。 中村さんは「決勝大会でもこの本の素晴らしさを多くの人に伝えたい」と抱負を語っています。
台風接近により中止となった青森県大会を開催します。 日時:2019年11月17日(日)13時30分開会予定 場所:青森大学(青森市幸畑2の3の1) まだ、出場者を若干名募集しています。学校経由で申し込んでください。メール(bib@yomiuri.com)で「件名青森県大会」とした上で、
高校生日本一を決める大会が2020年1月26日(日)よみうり大手町ホールで開催します。現在出場者を決める都道府県大会が行われていますが、観戦者の受付を開始ましす。 【日時】2020年1月26日(日)12時開会予定 【場所】よみうり大手町ホール 【応募方法】応募フォームはこちら。はがきかファクス
千葉県浦安市の明海大学で27日、第6回全国高校ビブリオバトルの千葉県大会(明海大学主催、読売新聞社、千葉県教育委員会など後援)が開かれ、「新釈走れメロス他4篇」(森見登美彦著角川文庫)を紹介した県立国府台高校2年の菊地菜々さん=写真=が優勝しました。菊地さんは、「爆笑しながら楽しく読める一冊です。美
山形市七日町の市中央公民館で27日、「全国高校ビブリオバトル2019」の山形県大会(県教育委員会主催)が行われ、県内11校から出場した18人が出場し、「屍人荘の殺人」(今村昌弘著、東京創元社)を紹介した山形県立山形東高校1年の逸見虹也さん=写真=が優勝しました。逸見さんは、2020年1月26日に東京
10月26日に、市浦和区の彩の国すこやかプラザで、「彩の国高校生ビブリオバトル2019」(埼玉県教育委員会主催)が行われました。埼玉県内32校から出場した32人が熱戦を繰り広げ、「デフ・ヴォイス」(丸山正樹著、文芸春秋)を紹介した埼玉県立春日部女子高校1年の印南舞さん=写真=が優勝しました。印南さ
27日に福岡市総合図書館で全国高等学校ビブリオバトル福岡県大会行われました。13名のバトラーが参加し、予選を経て4名による決勝戦の結果、「珈琲店タレーランの事件簿」(岡崎琢磨著宝島社)を紹介した福岡県立筑前高校1年黒谷咲さんが優勝しました。黒谷さんは「両親が読書家だったので、その影響で小さいころから
高校生ビブリオバトル新潟県大会が10月20日に開催され、県代表に、「キッチン」(吉本ばなな著、KADOKAWA)を紹介した村上中等教育学校5年の高橋つぐみさんが決定しました。高橋さんは来年1月の決勝大会に出場します。
活字文化推進会議や日本新聞協会などでつくる「学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会」(事務局・学校図書館整備推進会議=日本児童図書出版協会内)は1月12日、学校図書館法公布70周年にあたる2023年を新たな契機に、学校図書館が自ら学び続ける市民の育成に大きく寄与することを願って、アピール文「私たちは学校図書館を応援しています」を発表しました。
アピール文では、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるために図書資料の充実、学校司書の待遇改善などを訴えています。賛同者には作家の浅田次郎氏、今村翔吾氏らが名を連ねています。アピール文と賛同者一覧は以下のとおりです。
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会
学校図書館整備推進会議
全国学校図書館協議会
文字・活字文化推進機構
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年の2023年を迎え、私たちは、学校図書館が学校教育に欠かせない基礎的な設備として、教育課程に寄り添い、子どもたちの人間的な成長を支えていることをあらためて確認したいと思う。
子どもたちはいま、1人1台のタブレット端末を持ち、瞬時に多様な情報を収集できる社会に生きている。そのようなネット時代に求められる新しい力は情報活用能力であり、その土台となるのが読書力である。
学校図書館は、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるための最良の場所であり、生きる力を育む知の空間である。「読書」「学習」「探究」という多機能を持つ学校図書館が、その使命を果たすには、いつでもそこにいて、図書資料と子どもをつなぎ、各教科等の授業を支援する学校司書の充分な配置が必須の条件となる。
2019年には読書バリアフリー法が制定され、学校図書館は、また一つ新たに意義深い課題を抱えることになった。この法律の具現化にあたっては、活字文化の振興や読書活動推進にかかわる既存の関連法や諸活動を、読書バリアフリー法の理念に照らして整備・振興していく必要がある。
社会全体の急激なデジタル化の中で、学校図書館は読書力や言語力、課題解決能力を育てる観点から子どもの成長段階に応じた図書資料、新聞資料、デジタル資料、バリアフリー資料を整備しなければならない。
私たちは学校図書館法公布70年を新たな契機に、これからの学校図書館が生涯にわたって、自ら学び続ける市民の育成に寄与することを期待し、心から応援するものである。
2023年1月12日
アピール賛同者一同
アピール賛同者一覧
浅田次郎 作家
あさのあつこ 作家
阿刀田高 作家
猪木武徳 大阪大学名誉教授
今村翔吾 作家
内館牧子 作家
内田伸子 お茶の水女子大学名誉教授
宇野和博 筑波大学附属視覚特別支援学校教諭
長田渚左 ノンフィクション作家
小野寺優 日本書籍出版協会理事長
片山善博 大正大学教授
川島隆太 東北大学教授
河村建夫 文字・活字文化推進機構会長
隈 研吾 建築家
酒井邦嘉 東京大学大学院教授
佐藤 学 東京大学名誉教授
鈴木みゆき 國學院大學教授
鈴木善久 伊藤忠記念財団理事長
銭谷眞美 新国立劇場運営財団理事長
俵万智 歌人
寺﨑昌男 東京大学名誉教授
中江有里 女優、作家
野口武悟 専修大学教授
坂東眞理子 昭和女子大学総長・理事長
肥田美代子 童話作家
堀川照代 放送大学客員教授
丸山昌宏 日本新聞協会会長
宮西達也 絵本作家
村山由佳 作家
柳田邦男 ノンフィクション作家
敬称略・50音順・2023年1月12日