高校生の活動も盛んになっているビブリオバトル。
年々参加校も増え、全国大会出場を目指し、全国各地で熱いバトルが行われています。
三重…高校の部は松本陽菜さん、チャンプ本は「タガヤセ!日本『農水省の白石さん』が農業の魅力教えます」 中高生がお気に入りの本を紹介する書評合戦「ビブリオバトル」の三重県大会(県教育委員会主催、活字文化推進会議など後援)が26日、県津庁舎(津市)で行われた。 中学生大会では、「人間
和歌山…高校代表は大平絢子さん、チャンプ本は「絶望ノート」 「中高生読書まつり・ビブリオバトル和歌山県大会」(県教委主催)が17日、和歌山県田辺市内で開かれ、参加者たちは、お気に入りの本の魅力を熱く語り合った。中学生の部では串本町立潮岬中3年西悠斗さん(14)、高校生の部では県立田辺高
島根…木村優成さん、チャンプ本は「宙ごはん」 高校生がお気に入りの本の魅力を語る書評合戦「全国高校ビブリオバトル」の島根県大会(実行委員会主催、読売新聞社など後援)が9日、出雲市のビッグハート出雲で開かれた。小説「宙(そら)ごはん」(町田そのこ著、小学館)を紹介した県立松江工3年の木村
佐賀…山下美幸さん、チャンプ本は「六人の嘘つきな大学生」 おすすめの本を紹介し合う書評合戦「佐賀県高校ビブリオバトル」が3日、県庁旧館で開かれた。7校9人が参加し、龍谷高3年の山下美幸さん(18)が優勝した。山下さんは県代表として決勝大会に出場する。 制限時間5分で本の内容や魅力
第10回全国高等学校ビブリオバトル決勝大会のゲストが決まりました。 直木賞作家の朝井リョウさん=写真左=と、芥川賞作家の高瀬隼子さんです。トークセッションで高校生時代の読書体験、創作秘話などを語りあうほか、表彰式でプレゼンターを務めます。 朝井リョウさん 1989年、岐阜県生ま
福本皓埜さん、チャンプ本は「同姓同名」 高校生の出場者が選んだお薦めの一冊を紹介し、「どの本を読みたくなったか」を会場の投票で決める「彩の国高校生ビブリオバトル2023」(埼玉県教育委員会主催)が25日、さいたま市浦和区の彩の国すこやかプラザで開かれた。下村敦史氏の小説「同姓同名」(幻冬舎文庫)の
大分…橋本花綾さん、チャンプ本は「神様の裏の顔」 大分県内の中高生が本の魅力を紹介し合う「第8回中学校・第9回高校ビブリオバトル県大会」(県教育委員会など主催)が25日、大分市の県立図書館で開かれた。中学は竹田市立竹田中2年、佐藤咲良さん(14)、高校は県立中津北高2年、橋本花綾さん(16)がそれ
兵庫…南條清斗さん、チャンプ本は「言語沼」 兵庫県内の高校生がお薦めの本を紹介し合い、最も読みたい本を聴衆の投票で決める「県高校ビブリオバトル大会」(読売新聞社など後援)が、神戸市東灘区の甲南大学岡本キャンパスであり、六甲学院高2年の南條清斗さん(17)が優勝した。 32校の代表が参
徳島…中学は武市渉さん、チャンプ本は「塞王の楯」 好きな本の魅力をアピールして書評の技術を競う「徳島県中学生・高校生『書評合戦』」(県教育委員会など主催、読売新聞社など後援)が19日、徳島県板野町の県立総合教育センターで開かれた。4人が出場した中学生の部では、徳島市国府中2年武市渉さん(1
沖縄…大塚琉那さん、チャンプ本は「夜市」 高校生がおすすめの本の魅力を語る書評合戦「全国高校ビブリオバトル」の沖縄県大会が11月9日、沖縄市の県立球陽高校で行われた。出場者と聴衆による投票の結果、石垣島にある県立八重山高校に通う大塚琉那さん(2年)が紹介した「夜市」(恒川光太郎著、角川
活字文化推進会議や日本新聞協会などでつくる「学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会」(事務局・学校図書館整備推進会議=日本児童図書出版協会内)は1月12日、学校図書館法公布70周年にあたる2023年を新たな契機に、学校図書館が自ら学び続ける市民の育成に大きく寄与することを願って、アピール文「私たちは学校図書館を応援しています」を発表しました。
アピール文では、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるために図書資料の充実、学校司書の待遇改善などを訴えています。賛同者には作家の浅田次郎氏、今村翔吾氏らが名を連ねています。アピール文と賛同者一覧は以下のとおりです。
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会
学校図書館整備推進会議
全国学校図書館協議会
文字・活字文化推進機構
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年の2023年を迎え、私たちは、学校図書館が学校教育に欠かせない基礎的な設備として、教育課程に寄り添い、子どもたちの人間的な成長を支えていることをあらためて確認したいと思う。
子どもたちはいま、1人1台のタブレット端末を持ち、瞬時に多様な情報を収集できる社会に生きている。そのようなネット時代に求められる新しい力は情報活用能力であり、その土台となるのが読書力である。
学校図書館は、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるための最良の場所であり、生きる力を育む知の空間である。「読書」「学習」「探究」という多機能を持つ学校図書館が、その使命を果たすには、いつでもそこにいて、図書資料と子どもをつなぎ、各教科等の授業を支援する学校司書の充分な配置が必須の条件となる。
2019年には読書バリアフリー法が制定され、学校図書館は、また一つ新たに意義深い課題を抱えることになった。この法律の具現化にあたっては、活字文化の振興や読書活動推進にかかわる既存の関連法や諸活動を、読書バリアフリー法の理念に照らして整備・振興していく必要がある。
社会全体の急激なデジタル化の中で、学校図書館は読書力や言語力、課題解決能力を育てる観点から子どもの成長段階に応じた図書資料、新聞資料、デジタル資料、バリアフリー資料を整備しなければならない。
私たちは学校図書館法公布70年を新たな契機に、これからの学校図書館が生涯にわたって、自ら学び続ける市民の育成に寄与することを期待し、心から応援するものである。
2023年1月12日
アピール賛同者一同
アピール賛同者一覧
浅田次郎 作家
あさのあつこ 作家
阿刀田高 作家
猪木武徳 大阪大学名誉教授
今村翔吾 作家
内館牧子 作家
内田伸子 お茶の水女子大学名誉教授
宇野和博 筑波大学附属視覚特別支援学校教諭
長田渚左 ノンフィクション作家
小野寺優 日本書籍出版協会理事長
片山善博 大正大学教授
川島隆太 東北大学教授
河村建夫 文字・活字文化推進機構会長
隈 研吾 建築家
酒井邦嘉 東京大学大学院教授
佐藤 学 東京大学名誉教授
鈴木みゆき 國學院大學教授
鈴木善久 伊藤忠記念財団理事長
銭谷眞美 新国立劇場運営財団理事長
俵万智 歌人
寺﨑昌男 東京大学名誉教授
中江有里 女優、作家
野口武悟 専修大学教授
坂東眞理子 昭和女子大学総長・理事長
肥田美代子 童話作家
堀川照代 放送大学客員教授
丸山昌宏 日本新聞協会会長
宮西達也 絵本作家
村山由佳 作家
柳田邦男 ノンフィクション作家
敬称略・50音順・2023年1月12日