愛知代表は岡崎北の小林さん、チャンプ本は乱歩の「孤島の鬼」

 「高校生ビブリオバトル愛知県大会」(県教育委員会、県子供読書活動推進協議会主催、活字文化推進会議など協力)の決勝が3日、名古屋市中区の県図書館で開かれ、県立岡崎北高2年の小林愛弥さん(17)が優勝した。来年1月22日に大阪府茨木市の立命館大学大阪いばらきキャンパスで開かれる全国大会(特別協力・立命館大学)への出場権を獲得しました。
 23人が参加した県大会予選を勝ち抜いた6人がこの日の決勝に臨みました。1人5分の持ち時間で本の魅力を発表し、観客からの質疑応答に答え、全員の発表後に「どの本が一番読みたくなったか」を基準に多数決でチャンプ本を決定しました。
 江戸川乱歩の推理小説「孤島の鬼」を紹介した小林さんは、「DNA鑑定も防犯カメラもない、1930年に書かれた作品ならではの面白さを伝えることができた」と振り返り、全国大会に向け「リラックスして臨みたい」と笑顔を見せました。
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