困難の乗り越え方、主人公と一緒に考えてみて…全国中学ビブリオ準V・竹歳詞葉さんのメッセージ

 これからも読書のすばらしさを伝えていきたい――。 3月19日に東京都世田谷区の昭和女子大学で開催された「第6回全国中学ビブリオバトル」で、大阪府代表の大阪市立阿倍野中2年、竹歳詞葉(ことは)さん(14、写真)が準優勝に輝きました。

準優勝の盾を手にほほ笑む竹歳さん

 竹歳さんが紹介した一冊は、長編小説「クジラアタマの王様」(伊坂幸太郎著、NHK出版)。夢と現実を行き来しながら、現実のトラブルを乗り越えていく主人公の姿を紹介し、「夢とは何なのか。困難を乗り越えるには、どこでどのように頑張ればいいのか、主人公と一緒に考えてほしい」と聴衆に語りかけました。

 「決勝のレベルが高く、まさか自分が受賞するとは思わず、名前を呼ばれびっくりした」と語る竹歳さん。読書とイラストを描くことが趣味で、本の中の登場人物を想像しながらイラストに描くことも。「読書には、想像する喜び。イラストには表現する楽しさがある。これからもたくさんの本を読んで、周りの人たちにも読書のすばらしさを伝えていきたい」と受賞の喜びを語りました。※学年は大会当時

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