作家・柳田邦男さんと酒井邦嘉・東大教授、生成AI問題で特別対談…ともに「危機感」にじませ

 文化人や教育関係者らでつくる「活字の学びを考える懇談会」(浅田次郎会長)の特別対談が13日、読売新聞東京本社で行われ、ノンフィクション作家の柳田邦男さんと東京大の酒井邦嘉教授(言語脳科学)が「生成AIに対する『危機管理』とは―教育現場での活用の是非―」をテーマに語り合った。

生成AI問題を語り合った柳田邦男さん(左)と酒井邦嘉さん(右)

 対談では、酒井教授が言語脳科学の観点から、生成AI使用による思考力の低下などの問題点を指摘。「技術自体が独り歩きし、人間の創造的な営み全般に悪影響を与えかねないことに強い危機感を抱いている」と訴えた。危機管理のあり方に詳しい柳田さんは「AIを導入する前にどんなリスクがあるのか、検証することが先決だ」と述べ、学校現場が安易に導入することに警戒感を示した。(詳報は後日掲載予定)

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