鹿児島代表は宮路さん、歴史小説「月と日の后」を紹介…第10回全国高校ビブリオバトル

 高校生がお薦めする本の魅力を語る「全国高校ビブリオバトル」の鹿児島県大会(県教育委員会主催、薩摩川内市教委共催、活字文化推進会議など後援)が8月19日、薩摩川内市のSSプラザせんだいで開かれ、県立加治木高2年の宮路結愛さん(16)が優勝した。全国大会に鹿児島代表として出場する。

優勝した宮路さん。「月と日の后」の魅力を語った

 県大会には23人が出場。5ブロックに分かれ、各ブロックの代表1人が決勝に進んだ。発表者は1人5分間で本を紹介し、聴衆が一番読みたくなった本に投票した。

 宮路さんは、藤原道長の娘・彰子の生涯を描いた歴史小説「月と日の后(きさき)」(冲方丁(うぶかたとう)著、PHP研究所)を取り上げ、「国の母となるための闘いを描いた物語。遠い世界の人たちが自分の中で生き生きと動き出す体験を歴史が苦手な人にこそ味わってほしい」と呼びかけた。

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