全国中学ビブリオバトル代表、大阪の2枠決定…1月14日

中村修都さんと中村圭さん、チャンプ本は「脳の外で考える」

「脳の外で考える」の魅力について語る中村修都さん(大阪市住之江区で)

 お気に入りの本の魅力を紹介する書評合戦「第8回大阪府中高生ビブリオバトル大会」の中学生大会(大阪府教育委員会主催、活字文化推進会議後援)が14日、大阪市住之江区の府咲洲庁舎で開かれた。府内31校の代表者が出場し、関西創価中3年の中村修都さん(15)が優勝し、明星中3年の中村圭さん(15)が準優勝した。2人は3月24日、大津市の龍谷大瀬田キャンパスで開かれる決勝大会に出場する。

 

 ビブリオバトルでは、出場者が1人5分の持ち時間で本の内容や魅力を紹介し、来場者らに「最も読みたくなった本」の紹介者に投票してもらって得票数を競う。

 

 優勝した中村修都さんは、アニー・マーフィー・ポールの「脳の外で考える」(ダイヤモンド社)を取り上げた。科学的根拠に基づき、簡単に頭が良くなる方法を185種類紹介しており、うち4種類を身ぶり手ぶりを交えてユーモアたっぷりに語った。「知らない人の前で話すのは初めて。言い間違いもあってまさかの結果だけど、この調子で決勝大会でも優勝を目指したい」と話した。

 

準チャンプ本は「一鬼夜行」

「一鬼夜行」を語る中村圭さん

 準優勝の中村圭さんが紹介した本は小松エメルの「一鬼夜行」(ポプラ社)。今年度は決勝大会が近畿地方の滋賀県で開催されるため、大阪府からは2人が出場することになった。

 

 今年度の全国中学ビブリオバトルの予選は、残すところ、2月3日の京都大会のみとなった。

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