「第３回大阪府中高生ビブリオバトル大会」（大阪府教育委員会主催、活字文化推進会議協力）が１６日、大阪府東大阪市の府立中央図書館で開かれました。１１月の予選を勝ち上がった府内計１６の中学、高校の代表が出場し、高校生部門は関西創価高１年の徳永勇人さん（１６）が優勝しました。徳永さんは来年１月２８日に早稲田大（東京）で開かれる決勝大会に出場します。
　徳永さんは「かがみの孤城」（辻村深月著、ポプラ社）を取り上げ、鏡の中の世界に引き込まれた不登校の女子中学生が、出会った同じ年頃の６人と「居場所」を探す物語を説明。「悩んでいたのは自分だけではないと勇気づけられた。いくつもの伏線が見事につながり、一気に読み進めた」と話していました。

　また、中学生部門は、「ＢＵＴＴＥＲ」（柚木麻子著、新潮社）を紹介した岸和田市立岸城中２年の杉本葉月さん（１４）が優勝しました。

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