高校生の活動も盛んになっているビブリオバトル。
年々参加校も増え、全国大会出場を目指し、全国各地で熱いバトルが行われています。
茨城県高校ビブリオバトル大会が18日、水戸市の茨城県民文化センターで開かれ、チャンプ本には、古河第一高校3年中岫愛留さんが紹介した「名前探しの放課後」(辻村深月著、講談社)が選ばれました。中岫さんは、来年1月20日、よみうり大手町ホール(東京都千代田区)で開催される「マイナビ第5回全国高校ビブリオバ
高校生ビブリオバトル三重決戦2018(三重県教育委員会主催、活字文化推進会議など後援)が8日、津市の三重県総合文化センターで開かれました。「勉強の哲学来たるべきバカのために」(千葉雅也著、文芸春秋)を取り上げた県立四日市南高1年の橋場友広さん(16)が、最多票を得て優勝しました。 この日の県大会
来年1月のマイナビ第5回全国高等学校ビブリオバトル決勝大会への出場権をかけた鳥取県大会が9日行われました。16名による予選を勝ち抜いた3名が決勝進出し、「とんでもない死に方の科学:もし●●したら、あなたはこう死ぬ」(河出書房新社)を紹介した県立倉吉農業高校3年谷口美宇さんがチャンプとなりました。
全国高校ビブリオバトル福岡県大会(よかたい図書館共同事業体主催、福岡市総合図書館など共催、県教委、読売新聞社など後援)が1日、福岡市早良区の市総合図書館で開かれ、聴衆による投票の結果、九産大九州高1年の渡辺未夢さんが優勝しました。 15校の代表が参加。渡辺さんは、川村元気さんの小説「世界から猫が
高校生がお薦めの本を紹介する書評合戦「マイナビ第5回全国高校ビブリオバトル決勝大会」(活字文化推進会議主催、読売新聞社主管、マイナビ特別協賛)の県大会が23日、塩尻市の市民交流センターで行われ、「星やどりの声」(朝井リョウ著)を取り上げた飯田高2年、下島優季さんが優勝した。下島さんは、来年1
全国高校ビブリオバトルの初の高知県大会(読売新聞社後援)が24日、高知市追手筋のオーテピア高知図書館であり、フランツ・カフカの名著「変身」を紹介した中村2の安岡拓人さんが最優秀の「チャンプ本賞」に選ばれました。安岡さんは来年1月、東京・よみうり大手町ホールである「マイナビ第5回全国高等学校ビ
マイナビ第5回全国高等学校ビブリオバトル決勝大会が1月20日(日)、よみうり大手町ホール(東京都千代田区)で開催されます。都道府県大会、ブロック大会でチャンプ本を獲得するなどした40数人が集います。特別ゲストは、作家の原田マハさん、朝井リョウさん、弁護士の三輪記子さん。観戦券が必要です。【観戦券応募
「全国高校ビブリオバトル兵庫県大会」(読売新聞社など後援)が17日、神戸市東灘区の甲南大学で開かれ、県立加古川北高校1年の立田凜さん(16)=写真=が優勝しました。立田さんは来年1月の東京での「マイナビ第5回全国高校ビブリオバトル決勝大会」に出場します。 県大会には、県内19校から計21人が参加
高校生がおすすめの本を紹介する「高校生書評合戦ビブリオバトル」(県教委など主催)が17日、高松市の県社会福祉総合センターで開かれ、県立丸亀高2年稲田真人さん=写真=が優勝しました。稲田さんは来年1月に東京で開催される「マイナビ第5回全国高等学校ビブリオバトル決勝大会」(読売新聞社主管)への出場権
高校生がお薦めの本を紹介し、聴衆が一番読みたくなった1冊を投票で決める「ビブリオバトル」の北海道大会(北海学園大学主催、活字文化推進会議共催、読売新聞社後援)が18日、札幌市豊平区の北海学園大学で行われ、札幌聖心女子学院高校3年の大久保絵未さん(17)が優勝した。 大会には14校から17人
活字文化推進会議や日本新聞協会などでつくる「学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会」(事務局・学校図書館整備推進会議=日本児童図書出版協会内)は1月12日、学校図書館法公布70周年にあたる2023年を新たな契機に、学校図書館が自ら学び続ける市民の育成に大きく寄与することを願って、アピール文「私たちは学校図書館を応援しています」を発表しました。
アピール文では、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるために図書資料の充実、学校司書の待遇改善などを訴えています。賛同者には作家の浅田次郎氏、今村翔吾氏らが名を連ねています。アピール文と賛同者一覧は以下のとおりです。
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会
学校図書館整備推進会議
全国学校図書館協議会
文字・活字文化推進機構
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年の2023年を迎え、私たちは、学校図書館が学校教育に欠かせない基礎的な設備として、教育課程に寄り添い、子どもたちの人間的な成長を支えていることをあらためて確認したいと思う。
子どもたちはいま、1人1台のタブレット端末を持ち、瞬時に多様な情報を収集できる社会に生きている。そのようなネット時代に求められる新しい力は情報活用能力であり、その土台となるのが読書力である。
学校図書館は、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるための最良の場所であり、生きる力を育む知の空間である。「読書」「学習」「探究」という多機能を持つ学校図書館が、その使命を果たすには、いつでもそこにいて、図書資料と子どもをつなぎ、各教科等の授業を支援する学校司書の充分な配置が必須の条件となる。
2019年には読書バリアフリー法が制定され、学校図書館は、また一つ新たに意義深い課題を抱えることになった。この法律の具現化にあたっては、活字文化の振興や読書活動推進にかかわる既存の関連法や諸活動を、読書バリアフリー法の理念に照らして整備・振興していく必要がある。
社会全体の急激なデジタル化の中で、学校図書館は読書力や言語力、課題解決能力を育てる観点から子どもの成長段階に応じた図書資料、新聞資料、デジタル資料、バリアフリー資料を整備しなければならない。
私たちは学校図書館法公布70年を新たな契機に、これからの学校図書館が生涯にわたって、自ら学び続ける市民の育成に寄与することを期待し、心から応援するものである。
2023年1月12日
アピール賛同者一同
アピール賛同者一覧
浅田次郎 作家
あさのあつこ 作家
阿刀田高 作家
猪木武徳 大阪大学名誉教授
今村翔吾 作家
内館牧子 作家
内田伸子 お茶の水女子大学名誉教授
宇野和博 筑波大学附属視覚特別支援学校教諭
長田渚左 ノンフィクション作家
小野寺優 日本書籍出版協会理事長
片山善博 大正大学教授
川島隆太 東北大学教授
河村建夫 文字・活字文化推進機構会長
隈 研吾 建築家
酒井邦嘉 東京大学大学院教授
佐藤 学 東京大学名誉教授
鈴木みゆき 國學院大學教授
鈴木善久 伊藤忠記念財団理事長
銭谷眞美 新国立劇場運営財団理事長
俵万智 歌人
寺﨑昌男 東京大学名誉教授
中江有里 女優、作家
野口武悟 専修大学教授
坂東眞理子 昭和女子大学総長・理事長
肥田美代子 童話作家
堀川照代 放送大学客員教授
丸山昌宏 日本新聞協会会長
宮西達也 絵本作家
村山由佳 作家
柳田邦男 ノンフィクション作家
敬称略・50音順・2023年1月12日