高校生の活動も盛んになっているビブリオバトル。
年々参加校も増え、全国大会出場を目指し、全国各地で熱いバトルが行われています。
7月から各地で地方予選が行われてきた第6回全国高等学校ビブリオバトルは、12月22日の三重県大会をもって、47都道府県の代表が決まりました。年明け1月26日の決勝大会には、東日本、西日本大会の優勝者を含めて、52人の高校生バトラーが東京・よみうり大手町ホールに集結いたします。観戦のお申し込みはこちら
高校生がお薦めの本を紹介する書評合戦「全国高校ビブリオバトル2019」の山梨県大会が15日、県立図書館で開かれ、「ズルい言葉」(酒井順子著、角川春樹事務所)を紹介した県立吉田高2年、長田優衣さん(16)が優勝しました。 長田さんは、受け手によって解釈がわかれるような言い回しを集めた同書の魅力を「日
高校生がお薦めの本を紹介する書評合戦「全国高校ビブリオバトル2019」の茨城県大会が11日、水戸市で開かれ、高校生22人が熱戦を繰り広げ、「夜は短し歩けよ乙女」(森見登美彦著、KADOKAWA)を紹介した県立並木中等教育学校5年、塚原壱太さん(17)が優勝しました。 塚原さんは来年1月26日に東京
高校生がお薦めの本を紹介する書評合戦「全国高校ビブリオバトル2019」の栃木県大会が8日、県庁で開かれ、佐野日本大学高等学校2年、稲川敬己さん(16)が優勝しました。 県大会には24校からバトラー24人が出場。5会場に分かれ予選を勝ち抜いた5人が県大会決勝に進みました。 5人は200人を超える聴
高校生がお薦めの本を紹介する書評合戦「全国高校ビブリオバトル2019」の奈良県大会が16日、県立図書情報館で開かれ、智弁学園奈良カレッジ高等部1年、久保ひなたさん(16)が優勝しました。 県大会開催は6回目。1人5分間の持ち時間で、おすすめの一冊の魅力を発表。質疑応答を経て、聴衆が最も読みたくなっ
高校生がお薦めの本の魅力を語り合う書評合戦「全国高校ビブリオバトル青森県大会」(青森大学主催)が17日、青森市幸畑の青森大学で開かれ、県内6校から10人が参加し、4人が決勝に進み、恋愛小説やミステリーなど様々なジャンルの本について、ストーリーや見所を紹介しました。チャンプ本は八戸聖ウルスラ学院高2年
高校生ビブリオバトル長崎県大会で、「グリム童話集」(岩波文庫)を紹介した聖母の騎士高校1年、ホアンドゥミンディェンさんが優勝し、来年1月に東京で開催される決勝大会の出場権を獲得しました。
台風の影響で10月の大会が中止になった全国高校ビブリオバトル岩手県大会を11月30日(土曜日)に開催いたします。 午後1時半開会。会場はクロステラス盛岡(盛岡市大通3‐4‐1)。芥川賞作家の沼田真佑さんも駆けつけて、高校生の本への熱い思いに耳を傾けます。 問い合わせは、大会事務局(03-3217
高校生たちが面白いと思った本の魅力を語り、聴衆がどの本を最も読みたくなったかを決める「第6回全国高校ビブリオバトル」の県大会が2日、岡山市北区の県立図書館で開かれ、県大会には6人が出場、1人5分の持ち時間で約50人の聴衆を前にお薦めの本について語りました。 チャンプ本には県立岡山南
2020年1月26日(日)に行われる全国高等学校ビブリオバトル決勝大会のフライヤーが完成しました。今年のキービジュアルで描いていただきた新井陽次郎さんのイラストを両面に使用しました。観戦者募集中ですので、お友達、ご家族とご来場ください!大会詳細、申し込みはコチラから。
活字文化推進会議や日本新聞協会などでつくる「学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会」(事務局・学校図書館整備推進会議=日本児童図書出版協会内)は1月12日、学校図書館法公布70周年にあたる2023年を新たな契機に、学校図書館が自ら学び続ける市民の育成に大きく寄与することを願って、アピール文「私たちは学校図書館を応援しています」を発表しました。
アピール文では、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるために図書資料の充実、学校司書の待遇改善などを訴えています。賛同者には作家の浅田次郎氏、今村翔吾氏らが名を連ねています。アピール文と賛同者一覧は以下のとおりです。
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会
学校図書館整備推進会議
全国学校図書館協議会
文字・活字文化推進機構
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年の2023年を迎え、私たちは、学校図書館が学校教育に欠かせない基礎的な設備として、教育課程に寄り添い、子どもたちの人間的な成長を支えていることをあらためて確認したいと思う。
子どもたちはいま、1人1台のタブレット端末を持ち、瞬時に多様な情報を収集できる社会に生きている。そのようなネット時代に求められる新しい力は情報活用能力であり、その土台となるのが読書力である。
学校図書館は、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるための最良の場所であり、生きる力を育む知の空間である。「読書」「学習」「探究」という多機能を持つ学校図書館が、その使命を果たすには、いつでもそこにいて、図書資料と子どもをつなぎ、各教科等の授業を支援する学校司書の充分な配置が必須の条件となる。
2019年には読書バリアフリー法が制定され、学校図書館は、また一つ新たに意義深い課題を抱えることになった。この法律の具現化にあたっては、活字文化の振興や読書活動推進にかかわる既存の関連法や諸活動を、読書バリアフリー法の理念に照らして整備・振興していく必要がある。
社会全体の急激なデジタル化の中で、学校図書館は読書力や言語力、課題解決能力を育てる観点から子どもの成長段階に応じた図書資料、新聞資料、デジタル資料、バリアフリー資料を整備しなければならない。
私たちは学校図書館法公布70年を新たな契機に、これからの学校図書館が生涯にわたって、自ら学び続ける市民の育成に寄与することを期待し、心から応援するものである。
2023年1月12日
アピール賛同者一同
アピール賛同者一覧
浅田次郎 作家
あさのあつこ 作家
阿刀田高 作家
猪木武徳 大阪大学名誉教授
今村翔吾 作家
内館牧子 作家
内田伸子 お茶の水女子大学名誉教授
宇野和博 筑波大学附属視覚特別支援学校教諭
長田渚左 ノンフィクション作家
小野寺優 日本書籍出版協会理事長
片山善博 大正大学教授
川島隆太 東北大学教授
河村建夫 文字・活字文化推進機構会長
隈 研吾 建築家
酒井邦嘉 東京大学大学院教授
佐藤 学 東京大学名誉教授
鈴木みゆき 國學院大學教授
鈴木善久 伊藤忠記念財団理事長
銭谷眞美 新国立劇場運営財団理事長
俵万智 歌人
寺﨑昌男 東京大学名誉教授
中江有里 女優、作家
野口武悟 専修大学教授
坂東眞理子 昭和女子大学総長・理事長
肥田美代子 童話作家
堀川照代 放送大学客員教授
丸山昌宏 日本新聞協会会長
宮西達也 絵本作家
村山由佳 作家
柳田邦男 ノンフィクション作家
敬称略・50音順・2023年1月12日