高校生の活動も盛んになっているビブリオバトル。
年々参加校も増え、全国大会出場を目指し、全国各地で熱いバトルが行われています。
第10回全国高等学校ビブリオバトル決勝大会のゲストが決まりました。 直木賞作家の朝井リョウさん=写真左=と、芥川賞作家の高瀬隼子さんです。トークセッションで高校生時代の読書体験、創作秘話などを語りあうほか、表彰式でプレゼンターを務めます。 朝井リョウさん 1989年、岐阜県生ま
大分…橋本花綾さん、チャンプ本は「神様の裏の顔」 大分県内の中高生が本の魅力を紹介し合う「第8回中学校・第9回高校ビブリオバトル県大会」(県教育委員会など主催)が25日、大分市の県立図書館で開かれた。中学は竹田市立竹田中2年、佐藤咲良さん(14)、高校は県立中津北高2年、橋本花綾さん(16)がそれ
兵庫…南條清斗さん、チャンプ本は「言語沼」 兵庫県内の高校生がお薦めの本を紹介し合い、最も読みたい本を聴衆の投票で決める「県高校ビブリオバトル大会」(読売新聞社など後援)が、神戸市東灘区の甲南大学岡本キャンパスであり、六甲学院高2年の南條清斗さん(17)が優勝した。 32校の代表が参
徳島…中学は武市渉さん、チャンプ本は「塞王の楯」 好きな本の魅力をアピールして書評の技術を競う「徳島県中学生・高校生『書評合戦』」(県教育委員会など主催、読売新聞社など後援)が19日、徳島県板野町の県立総合教育センターで開かれた。4人が出場した中学生の部では、徳島市国府中2年武市渉さん(1
沖縄…大塚琉那さん、チャンプ本は「夜市」 高校生がおすすめの本の魅力を語る書評合戦「全国高校ビブリオバトル」の沖縄県大会が11月9日、沖縄市の県立球陽高校で行われた。出場者と聴衆による投票の結果、石垣島にある県立八重山高校に通う大塚琉那さん(2年)が紹介した「夜市」(恒川光太郎著、角川
長崎…森繁佑太さん、チャンプ本は「いけない」 高校生が自身のお薦めの本を紹介し、観客が一番読みたいと思った1冊を投票で決める書評合戦「ビブリオバトル」が7日、長崎県佐世保市のアルカスSASEBOで開かれ、青雲高1年の森繁佑太さん(16)が優勝した。 6人が決勝に進出。1人5分間で
山口…高杉真結香さん、チャンプ本は「みんな蛍を殺したかった」 高校生が愛読書を紹介し合い、一番読みたい本を聴衆の投票で決める全国高校ビブリオバトル山口県大会(周南公立大主催、読売新聞社など後援)が4日、周南市の周南公立大図書館で開かれ、県立防府高1年高杉真結香さん(15)が優勝した。来
福岡…野々市谷伯さん、チャンプ本は「プロジェクト・ヘイル・メアリー」 高校生がお薦めの本を紹介し、書評を競い合う「高等学校ビブリオバトル福岡県大会」(よかたい図書館共同事業体主催、福岡市総合図書館共催、活字文化推進会議など後援)が29日、福岡市総合図書館で開かれた。県立筑前高2年の野々
愛読書の魅力を発表し合う「ビブリオバトル岩手県大会」が29日、盛岡市の県立図書館で開かれた。高校生の部の「全国高校ビブリオバトル県大会」は、9校・14人が参加し、小説「世界から猫が消えたなら」(川村元気著)を紹介した盛岡北高1年の田畑心(しん)さん(16)が優勝した。来年1月28日に東京国際大学池袋
東京…樋口愛菜さんと辻井龍之介さん、チャンプ本は「N」 高校生がお薦めの本を紹介し、聴衆の投票で最も読みたい作品を決める「高校生書評合戦ビブリオバトル東京都大会」が22日、渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれた。都大会では、小説家の町田そのこさんが講演し、自身の中高生
活字文化推進会議や日本新聞協会などでつくる「学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会」(事務局・学校図書館整備推進会議=日本児童図書出版協会内)は1月12日、学校図書館法公布70周年にあたる2023年を新たな契機に、学校図書館が自ら学び続ける市民の育成に大きく寄与することを願って、アピール文「私たちは学校図書館を応援しています」を発表しました。
アピール文では、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるために図書資料の充実、学校司書の待遇改善などを訴えています。賛同者には作家の浅田次郎氏、今村翔吾氏らが名を連ねています。アピール文と賛同者一覧は以下のとおりです。
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会
学校図書館整備推進会議
全国学校図書館協議会
文字・活字文化推進機構
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年の2023年を迎え、私たちは、学校図書館が学校教育に欠かせない基礎的な設備として、教育課程に寄り添い、子どもたちの人間的な成長を支えていることをあらためて確認したいと思う。
子どもたちはいま、1人1台のタブレット端末を持ち、瞬時に多様な情報を収集できる社会に生きている。そのようなネット時代に求められる新しい力は情報活用能力であり、その土台となるのが読書力である。
学校図書館は、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるための最良の場所であり、生きる力を育む知の空間である。「読書」「学習」「探究」という多機能を持つ学校図書館が、その使命を果たすには、いつでもそこにいて、図書資料と子どもをつなぎ、各教科等の授業を支援する学校司書の充分な配置が必須の条件となる。
2019年には読書バリアフリー法が制定され、学校図書館は、また一つ新たに意義深い課題を抱えることになった。この法律の具現化にあたっては、活字文化の振興や読書活動推進にかかわる既存の関連法や諸活動を、読書バリアフリー法の理念に照らして整備・振興していく必要がある。
社会全体の急激なデジタル化の中で、学校図書館は読書力や言語力、課題解決能力を育てる観点から子どもの成長段階に応じた図書資料、新聞資料、デジタル資料、バリアフリー資料を整備しなければならない。
私たちは学校図書館法公布70年を新たな契機に、これからの学校図書館が生涯にわたって、自ら学び続ける市民の育成に寄与することを期待し、心から応援するものである。
2023年1月12日
アピール賛同者一同
アピール賛同者一覧
浅田次郎 作家
あさのあつこ 作家
阿刀田高 作家
猪木武徳 大阪大学名誉教授
今村翔吾 作家
内館牧子 作家
内田伸子 お茶の水女子大学名誉教授
宇野和博 筑波大学附属視覚特別支援学校教諭
長田渚左 ノンフィクション作家
小野寺優 日本書籍出版協会理事長
片山善博 大正大学教授
川島隆太 東北大学教授
河村建夫 文字・活字文化推進機構会長
隈 研吾 建築家
酒井邦嘉 東京大学大学院教授
佐藤 学 東京大学名誉教授
鈴木みゆき 國學院大學教授
鈴木善久 伊藤忠記念財団理事長
銭谷眞美 新国立劇場運営財団理事長
俵万智 歌人
寺﨑昌男 東京大学名誉教授
中江有里 女優、作家
野口武悟 専修大学教授
坂東眞理子 昭和女子大学総長・理事長
肥田美代子 童話作家
堀川照代 放送大学客員教授
丸山昌宏 日本新聞協会会長
宮西達也 絵本作家
村山由佳 作家
柳田邦男 ノンフィクション作家
敬称略・50音順・2023年1月12日