高校生の活動も盛んになっているビブリオバトル。
年々参加校も増え、全国大会出場を目指し、全国各地で熱いバトルが行われています。
福岡市の西南学院大学で10月29日に行われる「全国高校ビブリオバトル2017」九州・山口大会の出場者、観戦者を募集しています。対象は山口県と九州地方の高校生です。優勝者は来年1月28日、東京で開催される決勝大会へ出場できます。 応募方法は、校内予選か学校長推薦で代表を決定し、メール(bib@y
「全国高校ビブリオバトル2017」(活字文化推進会議主催、読売新聞社主管)の関東甲信越大会が10日、東京都武蔵野市の成蹊大学で行われ、8都県51校の代表が、二つのブロックに分かれて争いました。「三日間の幸福」(三秋縋、アスキー・メディアワークス)を紹介した松山女子高校(埼玉県)2年橋本雪音さん(1
2018年1月28日に行われる「全国高等学校ビブリオバトル2017」決勝大会出場に向け、各地でブロック大会が開催されています。決勝大会への出場権は、ブロック大会のほか、各都府教育委員会などが主催する都府県大会でチャンプ本を獲得した高校生にも与えられます。 活字文化推進会議が地元大学の協力を得て開催
滋賀県大会は27日、大津市の龍谷大学瀬田キャンパスで開かれました。優勝したのはミステリー短編集「ハッピーエンドにさよならを」(歌野晶牛著)を紹介した県立膳所高1年の勝又紗姫さん。プレゼンでは「どの作品も驚きにあふれ、もう一度読み返したくなります」と語りかけました。
鹿児島市のかごしま県民交流センターで19日行われた「鹿児島県高校ビブリオバトル大会」は、県立大島高1年、積風我(せきふうが)さん(16)が優勝し、決勝大会への出場権を獲得しました。 積さんが取り上げたのは、住野よるさんの小説「か『』く『』し『』ご『』と『」(新潮社)。積さんは「はきはきとし
熊本市のくまもと森都心プラザで20日行われた熊本県大会は、玉名高1年の木村勇大郎さんが優勝、決勝大会へのキップをつかみました。木村さんが取り上げたのは、ひきこもりの青年の成長を描いた小説「生きるぼくら」(原田マハ著)。「読み終えると、自分を支えてくれた人に目いっぱいのありがとうを伝えたくなります」と
20日の東北大会は東北6県から16校の代表が出場、「罪の声」(塩田武士著、講談社)を紹介した青森県立弘前高1年の岡部佑紀さんが優勝、来年1月の決勝大会出場権を獲得しました。青森県の高校生が決勝大会に進むのは初めてです。岡部さんは「頭の中が感嘆符と疑問符でいっぱい」と独特の表現で喜びを表現していました
「全国高校ビブリオバトル四国大会」は7月29日、松山市の松山東雲女子大学で行われ、高知中央高の3年大野美羽さんが小説「鈴木ごっこ」(木下半太著、幻冬舎)の魅力を熱く語り、優勝を果たしました。 大野さんは「借金が原因で家族のふりをすることになった4人が、本当の家族のようになる過程や、その
「全国高校ビブリオバトル」神奈川県大会(県高等学校文化連盟主催、活字文化推進会議共催)は7月23日、県立神奈川近代文学館(横浜市中区)で開かれ、県立横須賀大津高校2年小菅雪月さんが優勝し、決勝大会への出場権を獲得しました。県大会には13人が出場。4人が予選を勝ち抜き、決勝に進出しました。小菅さんは、
県立広島大サテライトキャンパスひろしまで7月23日に開かれた「全国高校ビブリオバトル中国大会」には、広島、島根、鳥取の3県14校の代表が参加しました。 広島県立尾道北高2年の山田モナミさんが優勝、2年ぶりに広島県内の高校生が決勝大会への出場を決めました。山田さんが紹介した「悪童日記」(アゴ
活字文化推進会議や日本新聞協会などでつくる「学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会」(事務局・学校図書館整備推進会議=日本児童図書出版協会内)は1月12日、学校図書館法公布70周年にあたる2023年を新たな契機に、学校図書館が自ら学び続ける市民の育成に大きく寄与することを願って、アピール文「私たちは学校図書館を応援しています」を発表しました。
アピール文では、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるために図書資料の充実、学校司書の待遇改善などを訴えています。賛同者には作家の浅田次郎氏、今村翔吾氏らが名を連ねています。アピール文と賛同者一覧は以下のとおりです。
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会
学校図書館整備推進会議
全国学校図書館協議会
文字・活字文化推進機構
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年の2023年を迎え、私たちは、学校図書館が学校教育に欠かせない基礎的な設備として、教育課程に寄り添い、子どもたちの人間的な成長を支えていることをあらためて確認したいと思う。
子どもたちはいま、1人1台のタブレット端末を持ち、瞬時に多様な情報を収集できる社会に生きている。そのようなネット時代に求められる新しい力は情報活用能力であり、その土台となるのが読書力である。
学校図書館は、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるための最良の場所であり、生きる力を育む知の空間である。「読書」「学習」「探究」という多機能を持つ学校図書館が、その使命を果たすには、いつでもそこにいて、図書資料と子どもをつなぎ、各教科等の授業を支援する学校司書の充分な配置が必須の条件となる。
2019年には読書バリアフリー法が制定され、学校図書館は、また一つ新たに意義深い課題を抱えることになった。この法律の具現化にあたっては、活字文化の振興や読書活動推進にかかわる既存の関連法や諸活動を、読書バリアフリー法の理念に照らして整備・振興していく必要がある。
社会全体の急激なデジタル化の中で、学校図書館は読書力や言語力、課題解決能力を育てる観点から子どもの成長段階に応じた図書資料、新聞資料、デジタル資料、バリアフリー資料を整備しなければならない。
私たちは学校図書館法公布70年を新たな契機に、これからの学校図書館が生涯にわたって、自ら学び続ける市民の育成に寄与することを期待し、心から応援するものである。
2023年1月12日
アピール賛同者一同
アピール賛同者一覧
浅田次郎 作家
あさのあつこ 作家
阿刀田高 作家
猪木武徳 大阪大学名誉教授
今村翔吾 作家
内館牧子 作家
内田伸子 お茶の水女子大学名誉教授
宇野和博 筑波大学附属視覚特別支援学校教諭
長田渚左 ノンフィクション作家
小野寺優 日本書籍出版協会理事長
片山善博 大正大学教授
川島隆太 東北大学教授
河村建夫 文字・活字文化推進機構会長
隈 研吾 建築家
酒井邦嘉 東京大学大学院教授
佐藤 学 東京大学名誉教授
鈴木みゆき 國學院大學教授
鈴木善久 伊藤忠記念財団理事長
銭谷眞美 新国立劇場運営財団理事長
俵万智 歌人
寺﨑昌男 東京大学名誉教授
中江有里 女優、作家
野口武悟 専修大学教授
坂東眞理子 昭和女子大学総長・理事長
肥田美代子 童話作家
堀川照代 放送大学客員教授
丸山昌宏 日本新聞協会会長
宮西達也 絵本作家
村山由佳 作家
柳田邦男 ノンフィクション作家
敬称略・50音順・2023年1月12日