高校生の活動も盛んになっているビブリオバトル。
年々参加校も増え、全国大会出場を目指し、全国各地で熱いバトルが行われています。
高校生がお薦めの本を紹介する書評合戦「全国高校ビブリオバトル兵庫県大会」(読売新聞社など後援)が18日、神戸市東灘区の甲南大で開かれた。六甲学院高2年の岡田耕太郎さん(17)が優勝し、来年1月に東京で開催される決勝大会の出場権を得た。 県大会の開催は初めてで、県内11校の13人が出場。参加者が1人
全国高校ビブリオバトル2017の福井県大会が12日、福井県立図書館で開催されました。15人の高校生が出場。予選を通過した4人で決勝戦が行われ、「チーズはどこへ消えた?」(スペンサー・ジョンソン著、扶桑社)を紹介した福井商業高校の下川詩乃さんが優勝しました。準優勝は「調律師」(熊谷達也著、文藝春秋)を
第3回高校・第2回中学校ビブリオバトル大分県大会(大分県教委など主催)が5日、大分市の県立図書館で行われ、高校大会では別府翔青高1年、得丸彪太郎さん(15)、中学校大会では県立大分豊府中3年の大津泰人君(14)が優勝しました。得丸さんは来年1月28日に東京で開催される全国高校ビブリオバトル決勝大会(
高校生が本の魅力を伝える力を競う「全国高校ビブリオバトル2017」の県大会(活字文化推進会議など主催、読売新聞社など後援)が4日、岡山市北区の県立図書館で開かれた。8校から10人が出場。県立岡山南3年近久萌さん(18)が優勝し、全国大会(1月、東京都)の出場権を獲得した。 ビブリオバトルは、お気に
全国高校ビブリオバトル2017の岐阜県大会が4日、岐阜市宇佐の岐阜県図書館で開かれ、県立岐阜高校2年の鵜飼千聖さん(17)が優勝しました。来年1月に東京で開催される全国大会に出場します。 県大会には15人が参加しました。 鵜飼さんが選んだのは、京都のコーヒー店を舞台にしたミステリー小説「珈琲(コ
ビブリオバトル秋田県大会(秋田県教育委員会主催)が3日、秋田市のイオンモール秋田で開かれました。 高校生の部に12人、新設された中学生の部と一般の部にそれぞれ5人、3人が出場しました。 高校生の部で優勝した秋田県立秋田南高の古谷涼風(りょうか)さん(1年)は、電車の乗客たちの出会いを描いた小説「
全国高校ビブリオバトル2017の関西大会が5日、大阪市北区の関西大学梅田キャンパスで開かれました。 大会には近畿2府4県の23校の代表が出場。「百年法」(山田宗樹著、KADOKAWA)を紹介した兵庫県西宮市立西宮高校2年、多田龍平さん(17)が優勝し、「マイナス・ゼロ」(広瀬正著、集英社)を取り上
高校生がお気に入りの本の魅力を観客に紹介し、どの本を一番読みたくなったかを投票で決める「高校生書評合戦(ビブリオバトル)都大会」(都教育委員会など主催)が29日、新宿区の工学院大学新宿キャンパスで開かれた。 この日は、15校から16人が出場して、準決勝と決勝が行われた。「見てる、知ってる、考えてる
全国高等学校ビブリオバトル 2017九州・山口大会は29日西南学院大学で開かれ、「よるのばけもの」(住野よる著双葉社)を紹介した玉名高校1年桑本草太さんが優勝しました。桑本さんは来年1月で東京で開催される決勝大会へ出場します。福岡、熊本2県の8校の代表が出場。準優勝は「海の底」(有川浩著角川書店)を
「全国高校ビブリオバトル2017」の群馬県大会(群馬県教育委員会主催)が10月28日、前橋市日吉町の群馬県立図書館(中山勝文館長)で開かれました。22人が参加し、伊勢崎商業高校2年の渕本麻菜美さん(18)が2連覇を果たしました。渕本さんは、来年1月に東京で行われる全国大会に出場します。 この日は
活字文化推進会議や日本新聞協会などでつくる「学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会」(事務局・学校図書館整備推進会議=日本児童図書出版協会内)は1月12日、学校図書館法公布70周年にあたる2023年を新たな契機に、学校図書館が自ら学び続ける市民の育成に大きく寄与することを願って、アピール文「私たちは学校図書館を応援しています」を発表しました。
アピール文では、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるために図書資料の充実、学校司書の待遇改善などを訴えています。賛同者には作家の浅田次郎氏、今村翔吾氏らが名を連ねています。アピール文と賛同者一覧は以下のとおりです。
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年記念事業運営委員会
学校図書館整備推進会議
全国学校図書館協議会
文字・活字文化推進機構
アピール
私たちは学校図書館を応援しています
学校図書館法公布70周年の2023年を迎え、私たちは、学校図書館が学校教育に欠かせない基礎的な設備として、教育課程に寄り添い、子どもたちの人間的な成長を支えていることをあらためて確認したいと思う。
子どもたちはいま、1人1台のタブレット端末を持ち、瞬時に多様な情報を収集できる社会に生きている。そのようなネット時代に求められる新しい力は情報活用能力であり、その土台となるのが読書力である。
学校図書館は、子どもが読書を楽しみ、主体的な「学びの方法」を身につけるための最良の場所であり、生きる力を育む知の空間である。「読書」「学習」「探究」という多機能を持つ学校図書館が、その使命を果たすには、いつでもそこにいて、図書資料と子どもをつなぎ、各教科等の授業を支援する学校司書の充分な配置が必須の条件となる。
2019年には読書バリアフリー法が制定され、学校図書館は、また一つ新たに意義深い課題を抱えることになった。この法律の具現化にあたっては、活字文化の振興や読書活動推進にかかわる既存の関連法や諸活動を、読書バリアフリー法の理念に照らして整備・振興していく必要がある。
社会全体の急激なデジタル化の中で、学校図書館は読書力や言語力、課題解決能力を育てる観点から子どもの成長段階に応じた図書資料、新聞資料、デジタル資料、バリアフリー資料を整備しなければならない。
私たちは学校図書館法公布70年を新たな契機に、これからの学校図書館が生涯にわたって、自ら学び続ける市民の育成に寄与することを期待し、心から応援するものである。
2023年1月12日
アピール賛同者一同
アピール賛同者一覧
浅田次郎 作家
あさのあつこ 作家
阿刀田高 作家
猪木武徳 大阪大学名誉教授
今村翔吾 作家
内館牧子 作家
内田伸子 お茶の水女子大学名誉教授
宇野和博 筑波大学附属視覚特別支援学校教諭
長田渚左 ノンフィクション作家
小野寺優 日本書籍出版協会理事長
片山善博 大正大学教授
川島隆太 東北大学教授
河村建夫 文字・活字文化推進機構会長
隈 研吾 建築家
酒井邦嘉 東京大学大学院教授
佐藤 学 東京大学名誉教授
鈴木みゆき 國學院大學教授
鈴木善久 伊藤忠記念財団理事長
銭谷眞美 新国立劇場運営財団理事長
俵万智 歌人
寺﨑昌男 東京大学名誉教授
中江有里 女優、作家
野口武悟 専修大学教授
坂東眞理子 昭和女子大学総長・理事長
肥田美代子 童話作家
堀川照代 放送大学客員教授
丸山昌宏 日本新聞協会会長
宮西達也 絵本作家
村山由佳 作家
柳田邦男 ノンフィクション作家
敬称略・50音順・2023年1月12日